《国語科》2年古典探究「地域を結ぶ歌枕を創作しよう」
国語科では、京都の高校生と交流する授業を実施しています。
今回は2年古典探究で行った和歌創作の授業を紹介します。
【授業のポイント】
○遠隔地の高校とクラウドでファイルを共有することで交流を行う
○宮城県と京都府の特色や価値観のちがいを創作によって知ることができる
【授業の流れ】(本校生徒の目線でお伝えします)
①〈Google Site〉YouTubeにUPされた予習授業動画を各自が事前に視聴する。
②〈Google Form〉予習授業の動画を視聴した後、その内容の理解度や交流に向けての意気込みを問うアンケートに答える。
③〈Jamboard〉宮城県紹介・自己紹介を班ごどに作成する。
④〈Web会議ツール〉〈Google Form〉交流一回目
交流するグループと顔合わせをし、③で作成したJamboardを共有して宮城県の紹介をする。授業後、アンケートに入力をする。
⑤〈Google スライド〉交流するグループと共有したスライドを用いて、宮城県の伝統行事や名所を「現代歌枕」として相手に送る。⇒期限が来たら、京都の高校から共有されているスライドを通じて京都の「現代歌枕」を受け取る。
⑥〈Jamboard〉京都の高校生からもらった「現代歌枕」を用いて、本校生徒が京都にちなんだ和歌を一首作成する。
⑦〈Googleスライド〉共有したスライドを用いて、お互いの地域に思いを馳せた和歌を送り合う。そこで京都の高校がどのような宮城県の和歌を作成してくれたのかを確認する。
⑧〈Web会議ツール〉〈Googleスプレッドシート〉〈Jamboard〉交流二回目
京都の「現代歌枕」に込められた思いをどのように読み取り、和歌に詠み込んだのかを相手に向けて発表する。その後、相手の高校から実際にどのような意図で「現代歌枕」を選定したのか種明かしの説明を受ける。(宮城県の「現代歌枕」についても同様)
その後、相手の「現代歌枕」を作成した意図を踏まえて、自分たちが作成した京都にちなんだ和歌の推敲を行う。和歌を書き換えたことで生まれる効果などを、相手校と共有しているスプレッドシートに記入する。
⑨〈Google Form〉事後アンケートに入力する。
画像は⑧の最後の交流部分です。各班に分かれて発表し合いました。生徒たちは短時間ではありましたが、和歌創作にあたっての工夫を意欲的に発表したり、京都の高校生とのおしゃべりを楽しんだりしました。
【使用したツール】
〈Google Site〉〈Google Form〉〈Googleスライド〉〈Googleスプレッドシート〉〈Jamboard〉〈Web会議ツール〉