2023年10月の記事一覧
Surface Hubの活用について
本校では,校務のDXを推進する一環として, Surface Hubを導入しています。
インターネットに繋がった大型モニターで, オンラインアプリやプレゼンソフトを使用しながら,オンラインプレゼンテーションやオンライン会議などが可能です。
本校での日常の使用方法としては,メッセージ機能を持つアプリで保護者から連絡された内容を教員が確認したり,当日の時間割変更の確認に用いています。
オンライン会議にも活躍します。キャスターで簡単に移動することができ,会議室や普通教室,特別教室に持って行って使用できます。また,高性能マイクが備わっており,少人数グループの会議には最適です。
《国語科》2年古典探究「地域を結ぶ歌枕を創作しよう」
国語科では、京都の高校生と交流する授業を実施しています。
今回は2年古典探究で行った和歌創作の授業を紹介します。
【授業のポイント】
○遠隔地の高校とクラウドでファイルを共有することで交流を行う
○宮城県と京都府の特色や価値観のちがいを創作によって知ることができる
【授業の流れ】(本校生徒の目線でお伝えします)
①〈Google Site〉YouTubeにUPされた予習授業動画を各自が事前に視聴する。
②〈Google Form〉予習授業の動画を視聴した後、その内容の理解度や交流に向けての意気込みを問うアンケートに答える。
③〈Jamboard〉宮城県紹介・自己紹介を班ごどに作成する。
④〈Web会議ツール〉〈Google Form〉交流一回目
交流するグループと顔合わせをし、③で作成したJamboardを共有して宮城県の紹介をする。授業後、アンケートに入力をする。
⑤〈Google スライド〉交流するグループと共有したスライドを用いて、宮城県の伝統行事や名所を「現代歌枕」として相手に送る。⇒期限が来たら、京都の高校から共有されているスライドを通じて京都の「現代歌枕」を受け取る。
⑥〈Jamboard〉京都の高校生からもらった「現代歌枕」を用いて、本校生徒が京都にちなんだ和歌を一首作成する。
⑦〈Googleスライド〉共有したスライドを用いて、お互いの地域に思いを馳せた和歌を送り合う。そこで京都の高校がどのような宮城県の和歌を作成してくれたのかを確認する。
⑧〈Web会議ツール〉〈Googleスプレッドシート〉〈Jamboard〉交流二回目
京都の「現代歌枕」に込められた思いをどのように読み取り、和歌に詠み込んだのかを相手に向けて発表する。その後、相手の高校から実際にどのような意図で「現代歌枕」を選定したのか種明かしの説明を受ける。(宮城県の「現代歌枕」についても同様)
その後、相手の「現代歌枕」を作成した意図を踏まえて、自分たちが作成した京都にちなんだ和歌の推敲を行う。和歌を書き換えたことで生まれる効果などを、相手校と共有しているスプレッドシートに記入する。
⑨〈Google Form〉事後アンケートに入力する。
画像は⑧の最後の交流部分です。各班に分かれて発表し合いました。生徒たちは短時間ではありましたが、和歌創作にあたっての工夫を意欲的に発表したり、京都の高校生とのおしゃべりを楽しんだりしました。
【使用したツール】
〈Google Site〉〈Google Form〉〈Googleスライド〉〈Googleスプレッドシート〉〈Jamboard〉〈Web会議ツール〉
生物「利他行動」
生物の授業では、「生物✕倫理」コラボ授業を行いました。
倫理の先生も一緒に授業に混ざり、利他行動について生物的な視点と、倫理的な視点から意義を考えました。
それぞれの考えをjamboardにまとめ、解の無い問いについてそれぞれの意見をまとめました。
授業の最初と最後に同じ問いに答え、自身の考えの変化をお互いに共有しました。
理数生物「細胞分裂の観察」
理数生物の授業では、体細胞分裂の観察を行いました。
ネギの種子から発根させたものを染色し、細胞分裂の様子を観察しました。
観察される細胞分裂の時期の割合は、それぞれの時期に要する時間の割合に相当することを事前に学習しており、実際に実験で確認します。
観察する細胞数が多ければ多いほど正確な比率になるため、全員のデータを協働で一つのGoogleスプレッドシートにまとめ割合を調べました。
実験レポートは書き込んだものを写真で撮影し、Google classroom上で提出してもらいます。
Classroomではルーブリックと一緒に送っているため、それに沿ってチェックして、コメントなどを書き込み返却します。
理数生物「酵素の反応速度」
2年生の理数生物の授業では、酵素の反応速度に関するシュミレーションデータを使って、グラフを作成しました。
授業では酵素の特性として、反応の最大速度や親和性があることを学びました。
また、酵素は阻害剤の影響を受ける場合もあり、速度や親和性が変化します。
実験で得られたとする仮のデータを使い、Googleスプレッドシートでグラフを作成し、それぞれの特性を推定しました