リーディングDXの取組

令和5年度の取組

理数生物「細胞分裂の観察」

理数生物の授業では、体細胞分裂の観察を行いました。

ネギの種子から発根させたものを染色し、細胞分裂の様子を観察しました。

観察される細胞分裂の時期の割合は、それぞれの時期に要する時間の割合に相当することを事前に学習しており、実際に実験で確認します。

観察する細胞数が多ければ多いほど正確な比率になるため、全員のデータを協働で一つのGoogleスプレッドシートにまとめ割合を調べました。

実験レポートは書き込んだものを写真で撮影し、Google classroom上で提出してもらいます。

Classroomではルーブリックと一緒に送っているため、それに沿ってチェックして、コメントなどを書き込み返却します。

理数生物「酵素の反応速度」

2年生の理数生物の授業では、酵素の反応速度に関するシュミレーションデータを使って、グラフを作成しました。

授業では酵素の特性として、反応の最大速度や親和性があることを学びました。

また、酵素は阻害剤の影響を受ける場合もあり、速度や親和性が変化します。

実験で得られたとする仮のデータを使い、Googleスプレッドシートでグラフを作成し、それぞれの特性を推定しました会議・研修

SSデータサイエンス【データの活用方法について】

 宮城大学の高山先生より、世の中にあふれているビッグデータを上手に活用することの重要性を中心にお話をいただきました。高山先生は、今回のリーディングDXスクール事業の本校のアドバイザーでもあります。

 現在、生徒たちが取り組んでいるデータ活用の学習に、大変関わりの深い内容だったので、生徒にとっても意義のある学習会となりました。

SSデータサイエンス【データの活用②】

 SSデータサイエンス(1学年)の授業では、数学科と情報科が連携した授業を展開しています。今回は「散布図」を用いたデータ分析の授業を紹介します。
 本時は、数学科の先生方が数学Ⅰの「散布図」に関する授業(座学)を行った後の学習活動になります。

 本時の活動はグループでの活動になります。生徒たちは、連携企業である地元百貨店のデータを用いて散布図や相関係数を調べます。その際、共有されているGoogleスプレッドシートでデータをグループでまとめた後、Jamboardや、Googleスライドなどで、グループのメンバーと協働作業を行いながら分析をしていきます。

SSデータサイエンス【データの活用①】

 

 SSデータサイエンス(1学年)の授業では、数学科と情報科が連携した授業を展開しています。今回は「ヒストグラム」や「箱ひげ図」を用いたデータ分析の授業を紹介します。

  本時は、数学科の先生方が数学Ⅰの「ヒストグラム」や「箱ひげ図」に関する授業(座学)を行った後の学習活動になります。

 

(授業の流れ)
①教師は、Googleクラスルームを通して、生徒に「数値データ」が記載されているスプレッドシートを配付します。そのスプレッドシートの数値を使って、生徒はグラフ化したり、プログラム関数を用いて中央値や平均値などの数値を求めたりしていきます。

②生徒は、作成したグラフや、求めた数値からデータの傾向をJamboardにまとめた後、自分の考えを隣りの生徒に説明します。その結果、自分の考えの至らない部分に気づいたり、自分の考察を深めたりしながら、自分の考えを整理していきます。

③Googleスプレッドシートに整理した内容をまとめ、Googleクラスルーム経由で教師にレポートとして報告(提出)します。

 

 本時の生徒たちは、数学科で学んだ知識と、情報科で学んだ情報を加工する知識などを用いてデータの傾向を読み取っていきます。また、Googleのクラウド機能などを用いることで、教師の手間も省くことができるとともに、生徒の考えた軌跡も見ることができ、教師の効率化も図ることができます。