本校では、学校をあげてDX(デジタル・トランスフォーメーション:デジタルによる教育改革)に取り組んでいます。今まではアナログで行ってきたことをデジタルで行うことにより、生徒の皆さんの情報活用能力の向上を目指します。また、令和3年度よりChromebookというタブレット型PCでの一人一台環境を実現しました。


授業のDX

従来は紙のプリントで行ってきた課題の配布と提出を、Googleクラスルームを通してできるようになりました。また、従来は先生の目の前で行っていた実技なども、カメラで録画したデータをgoogleクラスルームを通して提出することも可能になりました。
 

 

自宅で予習をし、授業では予習したことを元に問題を解く「反転学習」という授業の形式があります。本校では、先生が作った説明動画をYouTubeに載せ、その動画で予習をしてから授業に臨む、という形式の授業もあります。

 

オンラインテレビ会議システムのzoomを活用して、東北大Global Learning Centerの外国籍の学生さんに対し、英語でプレゼンをする授業があります。生徒たちは、プレゼンのためのスライドを共同で作成し、英語でのやりとりを通して情報発信力と英語力を養います。

 

 総合的探究の時間では、1年間かけて探究してきたことをGoogleスライドにまとめて発表します。Googleスライドの共有設定を用いることで、一つのスライドを同時に編集することができ、スライドの効果的な作成が可能になりました。



Cromebookを授業で活用し、生徒の学びたい気持ちを引きだしつつ、情報活用能力を高めていきます。

 

Google Jamboardというアプリを活用し、アイデアをChromebook上で共有します。ほかの人のアイデアが自分のPC上に自動的に表示されるため、意見の共有が素早くできます。

 

クラス経営のDX

朝のホームルームの連絡は、Googleクラスルームを通して行われます。これにより、ホームルームにかかる時間を大幅に短縮することができ、生徒が主体的に活動できる時間をより多く生み出すことができるようになりました。

 

 コロナ禍における体温記録を、Formsを通して行っています。玄関脇に掲示されているQRコードを通して表示された体温入力フォームに、生徒たちは毎朝自分の体温を入力しています。

 

 タブレットなどで撮影した教室の掲示物を、クラスルームを通して生徒に連絡しています。これによって、教室にいなくても、学校を休んでいても、その日の掲示物を確認することができます。




行事のDX

コロナ禍により全校生徒が一堂に会することが難しくなりました。本校ではYoutubeライブを活用し、全校生徒が集えない場合でもライブ配信をすることで会場の様子を教室に伝えることができるようになりました。ライブ配信の際は、放送部の生徒たちが大活躍します。


球技大会の種目ごとの結果の集計を、今までは紙で行っていましたが、今年はGoogleフォームとGoogleサイトを使って行いました。種目の担当者がフォームで送ったデータを、Googleスプレッドシートで可視化し、Googleサイトに結果をアップロードすることで、自分の端末で結果をリアルタイムで見ることができます。

 

 球技大会において、コロナ禍により体育館にて応援することができなかった分、zoomで配信をしました。体育館で行われていた6試合のどれを見たいかを各教室で選べるように、「参加者が自由に選べる」ブレイクアウトセッションを作成しました。これにより、体育館に行けなくても見たい時間に見たい試合を見て応援することができました。


部活動・委員会のDX

コロナ禍により部活動の大会の会場に入場できる人数が制限されるようになりました。本校では、会場に行けない保護者の皆さんのため、YouTubeライブにて試合の様子を配信する部活動もあります。

 

高校総体の結果を共有するために、従来は模造紙に対戦表と結果を記入するなどしていました。今年はUMU(ユーム)というオンラインプラットフォームを用いて、瞬時に結果の共有ができるようにしました。