仙台三高では平成19年3月に策定した「みやぎICT教育推進計画」をもとに,教育の情報化を全職員一丸となって進めてきました。
 その取り組みの結果、日本教育工学協会(JAET)より、「教育の情報化に総合的に取り組み,情報化によって教育の質の向上を実現している」として、宮城県の高校としては初めて学校情報化優良校として認定されました。


仙 台 三 高 × OneNote

 朝の職員の打ち合わせではOneNoteを活用してその日の連絡事項が瞬時に職員全体と共有されています。OneNoteを確認すればその日の連絡事項や出張等で不在となる先生等をすべて確認できるので日々の打ち合わせ時間が他校と比べて大幅に短縮されています。
 各クラスの出欠状況もOneNoteに入力するので本校にはいわゆる「中央黒板」は存在しません。従って学校日誌の作成も非常にスピーディです。
 同様に、職員会議もOneNoteを利用しているので、そこに各部署の担当が資料を掲載し、職員は各自のPCから資料を確認するのでペーパーレスで会議が行われています。印刷するための資源・手間・コストを削減しています。


仙 台 三 高 × Zoom

 コロナが蔓延する前からテレビ会議アプリ(Zoom)を用いて、外部との連携を図ってきました。
 こちらは秋田県立横手高等学校での出前授業の様子です。

 他の学校の生徒が同時進行で同じ問題に解答することで生徒にとっては良い刺激になり、さらにどのように解いたかを説明しあうという経験を通して数学の良さや考え方をさらに深く学ぶことが期待できます。
 昨年までは一部の教員での使用でしたが、コロナでの休校期間をきっかけに、校内研修を3月の中旬からZoomについての職員研修と接続試験を複数回実施して、担任による各クラスでの遠隔ホームルームや個人・グループ面談などに活用しました。
 また入学式は生徒と保護者のフロアを分け、Zoomを利用して本部会場の様子を各教室に流すことで実現されました(当時の様子はこちら)
 現在は外部の組織との共同研究や県外や海外の大学との連携などを模索しています。


仙 台 三 高 × G Suite for Education

 宮城県教育委員会がGoogle社の G Suite for Education を20年4月に導入開始後、本校は他校に先駆けて全職員、全生徒において登録、利用を開始し、生徒が登校できない期間も各教科での課題やWeb会議システムを活用しての面談で生徒のサポートを行いました。校内でのG Suiteの研修を迅速に実施し、教員間で操作方法を共有し合い、活用のアイデアを出し合うといったことは、こういった有事の状況となる以前から教員一人ひとりがチーム一丸となって学校全体を改善していこうという姿勢があるからこそ実現されました。

 この短期間で培ったノウハウは、コロナへの措置が収束した後や、第2波、第3波による登校制限の際にも以下のように活かされていきます。

1.日々の検温結果の回収

2.各教科の課題

3.種々の連絡事項の伝達

4.課題研究でのデータの共有と発表資料の共同作成


 その他、本校ではタブレット(iPad)が教員用36台、生徒用が41台あり、壁固定式プロジェクターとAppleTV、Wifiルーターがすべての教室に設置され、教員はタブレットを授業に持っていくだけで簡単に教室の黒板に投影することが出来ます。

 

 以下には各教科で行われているICTの取り組みの一例を紹介します。

   国 語   


 動詞の活用とその種類についてプロジェクタを用いてまとめています。
教員は板書する時間を節約することで生徒の言語活動などにより多くの時間を割くことが出来ます。
 またこの電子データを教員間で共有することで教員の負担軽減も図ることが出来ます。

   数 学   


 班ごとに自分の解答を説明している様子を他の生徒が撮影しています。解いた内容をアウトプットすることで論理的思考力を育み理解を深めることが出来ます。後方の黒板には扱っている問題をデジタル教科書で映しています。黒板に問題文や図を書く必要がないので無駄な時間の短縮にも繋がります。


   英 語   


 タブレットのZoomで遠隔地と繋ぎ、映像を黒板にプロジェクタで投影し、海外の方と会話をしています。
 異文化の人々と教室にいながら交流することが出来ます。


   社 会   


 教員用のタブレットで動かしているプレゼン資料を、各班に配ったタブレットにミラーリング(同じ映像を映す)し、解説している場面。
 教員の用意した資料を全員が間近に見て、知識を深めることが出来ます。


   理 科   

 受験対策の問題を解き、その正誤をアンケートに送信します。教員はその集計結果をリアルタイムに知ることが出来、その授業時間のうちに正答率の悪かった問題を教員がピックアップして解説をすることができます。


  家  庭  科  

 クラスの前で発表するために、写真加工用アプリで自分の立てた献立の写真をタブレットで編集している様子です。言葉だけで説明するよりも説得力が増し、色とりどりの料理でイメージもしやすくなります。