建学の精神

建学の精神

宮城県仙台第三高等学校 建学の石碑

 

  建学の精神

 

1.心身の健康

 清潔で健康な生活をすることに心がけるとともに、進んで心身を鍛え、困難にあってもくじけない意志力を身に付けるよう努める。

2.真・善・美の追求

 青年は未来に満ち、無限の可能性を持っている。常に真なるもの、善なるもの、美なるものを追求する態度を養い、常に広く調和のとれた教養を身に付けるよう努める。

3.愛と知の稔り

 社会や両親の愛情に感謝し、自分を愛し他をも愛しながら自己の知性を最大限に伸ばすよう努める。

 

  教育目標

 

1 仙台三高は,多様な人々と協働する寛容な心を持ち、社会の変化にしなやかに対応する,逞しく豊かな人間性を
 育みます。(逞しく豊かな人間性)

2 仙台三高は,人類が積み上げた英知に学び,真理の追求を通して知性と感性を磨き、事象を深く探究する態度を
 養います。(深く探究する態度)

3 仙台三高は,博愛の精神と創造する知を育む人づくりを通して,よりよき未来の創出に貢献します。(よりよき

 未来の創出)

 

  

  重点目標(令和3年度)

 

1 教育活動の充実

 1)SSH-授業作りセンター(JD)を活用した指導方法の充実や発展

  ア)ALの進化としてのPBL型授業への取組

   受け身な学習方法から, 自ら問題を発見し解決することを重視した能動的学習方法への変容

  イ)評価方法の研究

  ・「教科」における3観点による評価(令和2年度文科省Web研修済)の実施と調査書との関連性

  ・「課題研究」「総合的な探究の時間」における評価

   形成的評価の進め方

  ・プログラム評価

   SSHの取組が目標の意図する方向に進んでいるかを検証する。

 2)第2期SSHの完成と第3期SSHの申請

  ア)第2期SSH5年目の完成年度における報告書の完成

  イ)普通科における探究活動,課題研究の充実と発展

  ウ)第3期SSH指定へ向けた申請書作成

 3)ICT学習を通した「情報活用能力」の育成

  ア)タブレット(iPad,Chromebook)を活用した学習方法の研究

  イ)宮城教育大学,Google,NTTドコモと連携した学習方法の研究

  ウ)学力テスト「情報Ⅰ」に対応するプログラミング教育の研究

  エ)反転授業,Web教材などを活用した生徒の自主的学習の質と量の充実

  オ)学校生活全体のスケジューリング管理への活用

 4)国際理解教育を初めとした他校との連携充実

  ア)東北大学グローバルラーニングセンター(GLC)との連携

  イ)マラヤ大学,アジア工科大学(AIT)との交流

  ウ)台湾師範大学附属高級中学との交流

  エ)SSH4校合同海外研修

  オ)横手高校,立命館宇治高校等との交流

 5)新たな教育課題への対応

  ア)ESD/SDGs(ユネスコスクール)を軸とした学際的な学びの充実普通科課題研究の主題

  イ)STEAMの実践例研究

   知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す分野横断的な学び

  ウ)Society 5.0に向けた学校ver.3.0

   公正に個別最適化された学び,基礎的読解力, 数学的思考力, 情報活用能力

 

2 教育目標の具現化

 全職員の参画によって定めた新たな学校教育目標3つ(平成30年度)と身につけさせる6つの資質・能力の具現化を図り,スクール・マネジメントに生かす。

 

3 学校組織の進化

 1)校務分掌にとらわれないチームを意識した業務の遂行

  校務分掌,学年,SSH-JDの有機的・連動的な業務

 2)連絡調整に基づくスケジュール管理での業務効率化

  繁忙期,閑散期の平準化(主任,部長の分掌内調整,分掌間調整)

 3)社会教育資源,地域資源を活用した活性化

  研究機関,企業,NPO,自治会との連携による「社会に開かれたカリキュラム」

 4)危機管理に強い組織

  ア)自然災害時への備えと支援

  イ)感染症に備えた新しい学びの環境

  ウ)生徒の変容に対応する組織

 5)たゆまず研修・研鑽を積む教職員

  大規模な研修に留まらない,日常的な研修・研鑽

 

4 生徒の活動充実

 1)生徒が参画する学校行事・運営の充実

 2)第一志望進学実現を伴う課外活動(部活動)

 3)挨拶する教職員と生徒

 4)各種コンクール,コンテストへの積極参加

 5)全国の高校との交流

 

 

  各部重点目標

 

総務部

(1) 校務分掌・PTA・教育振興会・同窓会との連携による円滑な校務運営を行う

  (2) 学校評価の分析から次年度の具体案を策定する

  (3) 学校行事及び学校公開・オープンスクール等のよりよい運営改善を図る

  (4) 高P連事務局校として他校との連携を密にし、行事等の円滑な実施に努める

教務部

(1) 次期学習指導要領の円滑な実施に向けて,令和2年度以降の教育課程の検討をする

(2) 評価規定の見直しと問題点の改善を行う

(3) SSH-JD研究センターの「授業開発,研究」,「評価法の開発」をサポートする

(4) 教務支援システムの導入と情報の一元管理を行う

(5) 新高校入試制度の確実な準備と正確な運営を行う

生徒指導部

(1) 礼儀、挨拶、身だしなみ、遅刻防止、完全下校時刻の遵守等について、全職員の共通理解と協力のもと、生徒の意識を高め自律的に実現させる

(2) 生徒会執行部・各種委員会・各クラスの活動に生徒が自主的・創造的に取り組み達成感を得る中で、人間的成長が得られるよう支援する

(3) 生徒が十分に部活動に取り組める環境を整備し、学習と両立しながら目標に向かって努力しようとする態度を養わせる

(4) マナーアップと交通ルールに関する意識を高め、登下校時の安全確保に取り組ませる

(5) いじめや不登校を未然に防ぐために、組織的に対応する

(6)スマホやSNSの適切な利用についての啓発活動を行う

進路指導部

(1) 3年間の進路行事を体系的に組織し,生徒の進路目標設定の支援を図る
(2) 進路目標を主体的に達成できるよう,情報提供体制の充実を図る
(3) 生徒の多様な進路志望を把握・分析し,学年・教科が効果的に指導できる基盤作りを行う
(4) 新高大接続システムへ向けた準備事項の運用と検証を行う

図書ICT部

(1) 利用者の要望に応じた選書を行い,生徒・職員の図書館利用促進を図る

(2) 三高DX。学校活動のあらゆる場でのICT活用促進

(3) 生徒の情報活用能力育成(Google,宮教,三高共同研究)

(4) 生徒のBYOD導入

厚生部

(1) 生徒・職員の保健・防災意識を高め,健康と安全を確保する
(2) 厚生委員会・緑化委員会の活動や各種清掃活動を通して,生徒の「衛生」「安全」の意識の涵養に努める
(3) 職員の健康の保持増進に努める

理数科部

(1) 科学的な課題を発見・解決し,共有・発信するために必要な「科学する力」の育成
(2) 共に新しい価値を創造していくために必要な資質・態度である「自在な力」の育成
(3) 普通科を含む学校全体で課題研究活動に取り組み,全校生徒の「科学する力」と「自在な力」を高める

1学年

  (1) 早期に生活のリズムをつかみ,心身のバランスのとれた学校生活が送れるように導く

  (2) 自らを律しながら生活習慣や学習習慣を確立し,それを継続できるよう指導する

  (3) 様々な行事を有効に活用して,目標や意義を理解しながら学習できるよう支援する

  (4) 自己理解を深め,将来の進路を具体的に考えられるよう支援する

2学年

  (1) これまで身につけた学習習慣,生活習慣をさらに高いレベルで継続できるよう支援する

  (2) 進路研究を一層推進し,目標を持って学習できるよう支援する

  (3) 中堅学年として学校の中心となって活躍できるよう誇りと自覚を持たせる

(4) 様々な行事を生徒自身が自主的に取り組み,運営できるよう支援する

3学年

  (1) 最高学年としての自覚を持たせ,部活動や各種行事等で学校を牽引する姿勢を示させる

  (2) 自己理解と進路研究を促し,自主的な学習活動を通して,学力の伸長を図る

  (3) 社会に巣立つに当たり,生活習慣・学習習慣を確立し,継続できるように支援する

  (4 )生徒の進路目標を達成するために,時機をとらえた進路指導を実施していく