三高探究の日(探究活動成果発表会)で,海外・他校の生徒と議論を深める。
5月16日(木)に三高探究の日(探究活動成果発表会)が仙台第三高等学校で開催されました。3年生が2年生から1年間取り組んできた研究の成果を三高生や来賓(大学教授など)、他校生の方々に発表しました。1、2年生にとってはこれからの自分たちの探究活動をイメージする機会となりました。そして、今年度は本校のOB・OGで、現在大学生の学生TAを招聘しました。在校生は研究を深めるとともに、卒業後のイメージを抱くことができたようです。
午前は、代表班による口頭発表を体育館で行いました。イノベーション理数探究Ⅱ(理数科)とイノベーション探究Ⅱ(普通科)の授業内で取り組んだ探究活動、自然科学部生物班の研究の計3題の発表でした。どの発表もレベルが高く、実験の進め方や見せ方など、生徒にとってとても刺激になりました。その後のポスター発表には、三高93題の発表に加え、県内から古川黎明、宮城第一、角田、多賀城、宮城野、白石、仙台南、宮城学院の計8校から18題、生徒53名が発表を行い、900名を超える三高生と交流が深めながら、互いに大きな刺激を受けていました。
◎3年生のポスターは、WEB研究紹介2024春 をご覧ください。
午後は、海外交流として韓国チョンリョル女子高校(令和5年から2回目)とオンラインでお互いに英語での研究発表を行いました。仙台三高の大講義室にある双方向配信システムを活用し、英語での発表や活発な質疑に会場が盛り上がりました。仙台三高理数科では、Research ExpressionⅡの授業のなかで東北大学グローバルラーニングセンター(GLC)の留学生との英語ディスカッションに取り組んでおり、その成果を十分に発揮することができました。この他、2年生全員が自分の探究活動について3分間のプレゼンテーション(3min)を行い、3年生から厳しくも暖かいアドバイスがありました。
今後もSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校として、科学的な探究活動を支える「尚志ヶ丘フィールド」と「三高型STEAM教育」の開発と実践を通して、生徒の知的好奇心の育成に力を入れていきます。次の研究発表イベントは11月7日(木)イノベーションフェスタです。