第Ⅲ期SSH事業概要
●第Ⅲ期SSH研究開発課題

「尚志ヶ丘フィールド」を舞台にした

持続可能な社会を共創する科学技術人材の育成

~ 科学的な探究活動を支える「尚志ヶ丘フィールド」と「三高型STEAM教育」の開発と実践~

 本校では,理数科と普通科を併設している利点を生かし,持続可能な社会を共創し,グローバル化が進む社会でも活躍できる科学技術人材を育成します。

 

●育成する資質能力

 持続可能な社会を共創する科学技術人材が備えるべき資質能力として、以下の3つ資質能力を定め、研究開発1と2を通して生徒に対してこれらの資質能力の育成を目指す。

 1 現状を把握できる~どこにいるのか~

  ・情報を収集し,広い視野,様々な視座に立って議論し,現状を把握できる。

 2 目標を設定できる~どこに行くのか~

  ・現状の分析から仮説を立て,持続可能な社会実現のための目標を設定できる。

 3 課題を解決できる~どのように向かうのか~

  ・仮説検証に適した条件制御で実験し,論理的に情報分析した知識やアイデアを多言語でのプレゼンや論文

   で積極的に発信できる。

 

● 研究開発の概要

【研究開発1】「尚志ヶ丘フィールド」及び「三高型STEAM教育」による「発見・発明型科学技術人材育成プログラム」を実施することで,3つの資質能力を伸長し,新しい科学技術を生み出す発見・発明型科学技術人材を育成する。 

・基礎研究や理学分野の追究などハイトップ層の育成や汎用性の

 高い工学系の科学技術の応用開発ができる人材育成します。

・仮説と実験・調査などのPBL(課題解決型学習)を経験し,

 研究倫理と社会貢献を意識しながら,イノベーション理数探究と

 特別理数探究での研究活動に生かします。

・尚志ヶ丘フィールドを活用して,大学や研究機関と連携し,

 基礎研究を中心とした科学的な探究活動を充実させ,

 得られた研究成果を国内外に発信します。

 

【研究開発2】「尚志ヶ丘フィールド」及び「三高型STEAM教育」による「技術活用型科学技術人材育成プログラム」を実施することで,3つの資質能力を伸長し,科学技術を有効に活用できる技術活用型科学技術人材を育成する。 

・新たな課題を提示し,科学技術への理解を深め,有効に活用

 できる人材育成します。

・身近な社会問題に対してのPBLを経験し,社会倫理と社会貢献

 を意識しながら,イノベーション探究と特別探究での研究活動

 に生かします。

・尚志ヶ丘フィールドを活用して,産官との関係強化,ユネスコ

 スクールのネットワークを生かした国際交流などを経験し,

 得られた成果を国内外に発信します。

 

● 尚志ヶ丘フィールド ~科学的な探究活動を充実させる場~

これまで活用していたフィールドを「産官学分野」,「国際・国内交流分野」,「地域小学校・中学校交流分野」,「地域コミュニティ分野」,「研究発表分野」の5つの分野にまとめ,日々の授業やイノベーション理数探究などの科学的な探究活動を充実させる場として活用します。「地域コミュニティ分野」の活用として,理数科では時習の森(仙台三高学校林)の調査,普通科では公園を活用したミニ探究活動を行います。 

 

● 三高型STEAM教育 ~PBLの実践&教科融合科目の開発~

 三高型STEAM教育では,PBLの授業を通して,

課題設定能力と課題解決能力を育成します。

幅広い知識と専門的な知識を学ぶことができる

教科融合科目を開発・実践することで,

科学的な探究活動の内容をより充実させます。

 

・SSデータサイエンス:情報と数学の融合

・SSサイエンス総合:地学中心の物化生地の融合

・STEAMライフサイエンス:家庭基礎と保健の融合

・Research Expression:英語表現と探究の融合

 

 

● 研究開発等の概要が分かる説明資料