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「イノベーション理数探究基礎」オリエンテーションを1年生理数科に対して実施!

令和7年4月17日(木)、本校1年生理数科の生徒80名を対象に、SSH学校設定科目「イノベーション理数探究基礎」のオリエンテーションを実施しました。オリエンテーションでは、仙台三高が理数科教育の柱の一つとして取り組む「課題研究」について、3年間の学びの意義と必要性を理解することを目的としています。

まずは理数科部長の基調講演から始まりました。講演では、「日本の人口減少」を切り口に、今後の社会において理数系人材に求められる力について語られました。生成AIの発展によって急速に変化する社会の中で、独自の視点やアイデアを持ち、外部に向けて発信できる力がこれまで以上に重要になることを強調されました。「人口が減るということは、社会に生まれるアイデアの総数も減っていく。だからこそ、皆さん一人ひとりが新たな発想を持つことが求められている」という言葉は生徒の心に強く響いたようでした。

講演後は1年間の課題研究に関するスケジュールの説明が行われました。

その後、5月20日(火)に予定されている東北大学での研修(理学部・工学部の研究室訪問)に向けて、事前準備がスタートしました。毎年5月に本校の理数科の1年生は東北大学の研究室を訪問させていただいております。例年は工学部のみでしたが、今年から理学部の研究室も訪問させていただくことになりました。よりよい学びに変えてほしいです。

本校理数科では、課題研究の成果を外部へ発表する機会を積極的に設けています。そして、課題研究を深めて、外部で発表できるまでの力を高校3年間で育成していきます。今回のオリエンテーションを通して、生徒たちはこれから始まる課題研究に対して期待と責任を感じ、主体的に取り組むことを期待しています。