仙台三高学校林「時習の森」グリーンアドベンチャーを開催しました。(第48回全国育樹祭記念行事)
令和6年10月20日(日)本校にて令和6年度わくわくサイエンス 仙台三高学校林「時習の森」グリーンアドベンチャーを開催しました。この行事は、第48回全国育樹祭記念行事にも指定されております。
本校でSS白神フィールドワークに参加した生徒たちがSS白神フィールドワークで学んだことを還元するのを目的に講師役を務め、県内の小学4~6年生を対象として実施しました。小学生・本校生徒双方にとって森林や環境、科学への興味や関心、理解を深めることを目的としています。
当日は県内から小学生27名とその保護者、講師役の仙台三高生が参加しました。また、宮城県仙台地方振興事務所林業振興部より職員2名にもお越しいただきました。
開会行事の中で、森林の機能や大切さについて宮城県仙台地方振興事務所林業振興部より科学的かつ行政的な見地から講話をいただきました。森林の経済的な価値、機能について理解を深めることができました。
続いて、事前に採集しておいた葉から樹木を同定するクイズを行いました。図鑑を活用しながら樹木を同定するのですが,図鑑の使い方が少し難しいので、三高生1人に対して小学生1~2名でガイド役となり、指導して多くの小学生が正解にたどり着きました。この活動を通じて、参加した児童たちは樹木の同定の仕方についての学ぶことができました。
その後、「時習の森」へ巡検をしました。時習の森では、その成り立ちや植生について説明を受けながら、その後の葉拓で使う葉を採集しました。どんぐりがたくさん落ちていたので、どんぐり拾いもできました。
そして、巡検のあとに葉拓づくりをしました。児童たちは自分たちが採集してきた葉に絵の具を塗り、それを台紙に写し取り,葉拓を作りました。時間に余裕がある児童については、自分が採集してきた葉の樹名を図鑑で調べていました。
本行事を通じて、児童たちは森林や環境への理解を深め、森林の中で学ぶ楽しさを経験できたと思います。また、本校の生徒にとっても自分たちが学んできたことを小学生に還元でき、復習できたとともにコミュニケーションの向上ややりがいにつなげられたようです。これからもこのような活動を通じて、環境や科学への興味・関心を深め、学びの幅を広げていけるようにしていきます。御参加いただいた皆様、そして御協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
※本事業の実施に際して、公益財団法人中谷医工計測技術振興財団の助成金が活用されています。この場を借りて御礼と感謝を申し上げます。