3/20~26で福岡県で行われた第47回全国選抜高校テニス大会に東北代表の1チームとして参加してきました。昨年から2年連続での出場となります。
第1回戦は鹿児島県の鹿児島実業高校と対戦しました。1番手は2年今井勇貴(柳生中出身)が第1シングルスで見事勝利しましたがその後苦戦し、残念ながら合計1-4で敗退してしまいました。選手たちは大会に向けて練習を重ね、戦略を練りながら試合に臨みました。チームとしても各個人としても昨年出場した経験を踏まえつつ万全の準備で試合を迎えましたが、惜しくも勝利には届きませんでした。しかし今回の遠征を通して、北海道の北海道科学大学高校、福井県の敦賀気比高校、兵庫県の相生高校、大分県の福徳学院高校、山形県の致道館高校、福島県の清陵情報高校の各地の強豪校の選手と練習試合も行うことができ、大変貴重な経験を積むことができました。加えて福岡大学の山口教授にも練習用テニスコートを提供いただき、保護者の方には応援のため大勢の方に会場にお越しいただきました。
たくさんの方にサポートいただきながらテニスができることに喜びを感じながら、新年度も活動していきたいと思います。ありがとうございました。
選抜出場が決まったときから、準備は始まっていました。全国選抜でのS1(団体戦の1番手)がどれだけ強いのか、どんな相手が来ても勝てるような準備を半年間進めていました。今までよりもハードなトレーニング、練習を半年間続けていました。何よりもそのトレーニングのモチベーションとなったのは自分が団体のS1として出るという自覚です。自分が勝つことがチームにとってどれだけ大きいことか、S1という流れを大きく左右させる立場だということを常に考えながら過ごしていました。試合が近づくにつれて緊張感も増してきて、練習量を多くすることでその緊張や不安を紛らわせていました。去年の選抜、緊張で何もできなかった自分をしっかりと思い出しながら、もうその二の舞はないように意識しながら、練習をできていたと思います。
福岡に行ってからの3日間もとても良い過ごし方が出来たと思います。北海道科学大学高校や敦賀気比高校との練習試合は、全国レベルのS1とまともに競り合うことが出来て、今まで自分がやってきた努力は無駄じゃなかったと感じさせてくれるくらいの手応えを感じることができました。会場に着いてからは、去年のような全国大会の雰囲気に圧倒されるような感じではなく、楽しみやワクワクといった感情が湧いてきました。段々自分も全国大会の雰囲気に慣れてきたんじゃないかと思います。そして福岡に行ってからの3日間はとことんポジティブに考えることを意識しました。全国レベルの相手に練習試合で負けてしまったものの、競ることができたという自信や、自分は弱くないという自信を常に持って行動することができました。試合本番は緊張で胸がはち切れそうでしたが、エースとして出ている自覚、みんなの期待を裏切るわけにはいかない、今までの努力を無駄にするわけにはいかないという思いで、最後の最後まで必死でラリーすることができました。試合が終わってみればS1として7-5で勝てたことは喜びよりも安堵感の方が大きいです。しかしこの素晴らしい経験を無駄にしないよう、高校生としてやっていく最後の半年間を全力で走り抜けたいと思います。
このチームになってからS1として1年間やってきて、メンタル面、技術面、フィジカル全てが成長できたと感じています。そしてこの2年連続で選抜に出場できたという経験を新チームにも還元してよりよいチームにしていきたいと思います。最後に、この大会はたくさんの人の協力や支持があってできたことであり、これが当たり前だと思わないよう努めていきたいと思います。大会関係者の皆様、茂野先生、草先生、ありがとうございました。
2年今井勇貴(柳生中出身)