SSH通信

#15 2012-12-18

第2回理数科講演会

第2回理数科講演会

 10月15日に,本校大講義室にて,東北大学大学院工学研究科量子エネルギー工学専攻の長谷川晃教授による第2回理数科講演会が行われました。

この講演会は,最近話題となっている放射能・放射線に関するもので,まずは講師の先生から放射線についての説明をして頂きました。最近,ニュースなどでそれらのことについてよく取り上げられることがありますが,言葉の意味をよく理解せずに聞いている人もいるのではないでしょうか。

例えば放射線についての単位にはベクレルやシーベルトといったものをよく耳にしますが,ベクレルは放射線の強さ,シーベルトは身体への影響を表わす単位であるそうです。このような基礎的なことについてもお話をしてくださったため,今まで知らなかったような人にも分かりやすいものでした。他にも,放射線の種類や発生についてといったことなど,もっと進んだようなことも含めて,様々なことについてわかりやすくご講演を頂きました。

一通り説明が終わった後は, 実際に自分達で放射線を測定しました。測定には専用の機械を用いました。自動でその場の放射線量を測定してくれるとても便利な機械です。これによって,大講義室と弓道場付近の木が並んでいる場所の2箇所で測定した結果, 後者は大講義室の3,4倍程度の値となりました。身近なところにもこれだけの差があるというのは意外でした。測定後は講師の先生による解説と質疑応答の時間となり,講演会は無事に終了しました。

 今回の講演会は,今後の学習や課題研究への良い刺激や進路選択の参考となったと思います。放射能・放射線に関する知識も深まり,とても良い機会となりました。今後の講演会にも積極的に取り組みましょう。

 

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第2回コアSSH講演会,第1回コアSSH国際交流

第2回コアSSH講演会,第1回コアSSH国際交流

 私達は10月20日,東北大学AIMR(原子分子材料科学高等研究機構)を会場に行われたコアSSH講演会,コアSSH国際交流に参加しました。

 AIMRとは,全国で六大学が世界で認められているWPIという団体の一員のことです。私達はその世界で認められている団体で活動することが出来ました。

 最初に,ニュージーランド出身のPackwood先生による色々な分子についての講演会が行われました。最初から最後まで英語で何を言っているのか分からないことも多かったですが,時々面白いことを言ってくれているのだなあということが伝わって,とても楽しい講演会になりました。

 その後決められたグループに分かれてそれぞれの研究室に配属されました。その中では,各研究室の研究内容を英語で質問したり,教えていただいたり,一台約2000万円もする顕微鏡を見せてもらったりと,普段は見ることの出来ない研究室の中を見ることが出来ました。

 最後に各班でスピーチをしました。他校の生徒との交流によって自分にとってもそして相手にとってもいい刺激となるようなものとなりました。

 今回の体験では,英語の力がまだまだ足りないという事を痛感しました。また国際交流のような体験が出来るのならば,次も挑戦したいと思います。英語に自信のある人はもちろん,英語に自身のない人も参加してみてはいかがでしょうか。

 

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みやぎサイエンスフェスタ特集

みやぎサイエンスフェスタ特集

 11月17日,本校にて,コアSSH事業として第1回みやぎサイエンスフェスタが開催されました。

 

口頭発表

 開会行事のあと,大講義室と書道室の2室に分かれて口頭発表が行われました。

 書道室で行われた口頭発表では,仙台一高を代表して「遺伝子組み換え作物の検出~身近なところにあるGMO~」,古川黎明高校を代表して「葯培養について」,仙台三高を代表して「白神山地で発生した寛政西津軽地震による地すべりと河道閉塞」,「ニシン目視交叉の左右非対称性と腸の回転」,「陽イオンとグルコースによるマウスとヒト赤血球の形態変化」という5つの研究班が口頭発表を行いました。

 研究した成果を自分達なりにプレゼンテーションにまとめ,理数科や他校の生徒,大学の先生を前に発表を行いました。12分という限られた時間の中で聴衆に伝わるよう,どの班も写真や模式図などを用いて分かりやすくするための工夫が見られました。また,原稿を見ずに発表する完璧な班もありました。質疑応答の時間には,小学生の素朴な疑問が会場を沸かせ,発表者を少し困らせる場面もありました。

 大学の先生方からは,「研究の導入からまとめまでの構成がうまい」,「やっているレベルが高く質問するのが辛い」などの多くのお褒めの言葉をいただきました。

 今後の分野別発表会では,SSH課題研究のすべての班が口頭発表を行うことになります。今回の経験を生かした発表が行えるようにしましょう。

 


科学フォーラム

 口頭発表のあとに,大講義室で科学フォーラムが開かれました。これは,ペットボトルリサイクルについて,数人が賛成派と反対派とに分かれて討議を行い,それを聴衆が傍聴しペットボトルリサイクルについて考えるというものです。

 それぞれの主張は,賛成派については,将来的に資源はなくなるのだからリサイクルは必要だというもので,反対派については,リサイクルした方がコストも資源も多くかかるのだからする必要はない,というものでした。また,それぞれの主張の根拠としては,賛成派については様々なリサイクル技術やリサイクルの有効性,反対派についてはリサイクルの問題となっている現状といったものが用いられました。聴衆の方々も最初に賛成か反対かで分かれて座りました。ここでは,賛成・反対の人数にさほど差は見られなかったという印象でした。ですが,2年生は反対派が多いなど,学年による差は大きく見られました。

 賛成か反対か,どちらが正しいとも言い難いこの問題について,両者とも真剣に議論を交わしました。しかし,もっと具体的な数値を出せれば良かった(特に賛成派)などの課題も見つかりました。事前に調べられる時間が非常に少なかったようですが,問題について論理的に討議する以上,やはり必要なことです。課題が残る議論でしたが,もしこの機会にペットボトルリサイクルについて考えていただけたならば今回の議論は有意義なものになったでしょう。こういった反省は,今後の課題研究などに生かしていければ良いと思われます。

 討議が終わった後,産業技術総合研究所触媒反応チーム長の白井誠之先生にご講評を頂きました。このような討議の場で発表するには結論だけでなくその過程となる計算式なども必要,といったような,今後につながる有り難いお言葉を頂くことができました。

 この科学フォーラムでは課題となる部分も見られましたが,それは前向きに捉えて,次回の同様の場や様々な発表の場にその経験を生かしていくことができれば最良だと思われます。科学技術の発展に貢献するために,今後もSSHの行事などに積極的に取り組みましょう。

 

国際交流

 私は11月17日のサイエンスフェスタで,国際交流に参加させていただきました。

 今回で今年度第二回目となるこの国際交流なのですが,今回は本校の地学室で『東北大学の7人の留学生の皆さんと会話をしてみよう!』という,内容でした。

 簡単に形式をお話ししますと,1人の留学生に対して高校生が3・4人で1つの少人数のグループを作り,そのグループ内で会話をするという感じです。

 参加者には,会話のネタになる質問シートが配られ,ほとんどのグループがそのシートの流れに沿って,会話をしていました。会話なので,自分が聞きたい,知りたいということを,どんどん質問してOKです。

 私も交流時間が始まる前は緊張していたし,始まってからも「これ,英語でなんていうんだろう?」ということばかりでしたが,やはり伝わった時は嬉しくて,参加して良かったと思いました。周りをみていると,どこのグループも同じ様に悪戦苦闘していましたが,皆楽しそうでした。

 次回もぜひ参加したいなと思えました。英語力の無さを実感させられる結果となりしたが…。本当に楽しかったです。今度参加するときはもっと伝えたいことを,つたえられればと思います。

 

サイエンスカフェ

 私は「サイエンスカフェ」に参加しました。大阪大学レーザーエネルギー学研究センター光・量子放射学研究部門特任研究員の田中のぞみ先生に「未来を拓く!プラズマ科学」という表題で講演をしていただきました。

 まだ学習していない物理分野のお話でしたが,プラズマの基礎的な特徴から分かりやすく説明していただきました。講演を聞くと,プラズマと私たちは様々なところで関わっていることが分かりました。特に私が関心を持ったのが,プラズマには殺菌作用があるという点です。これからどんどん医療にもプラズマが関係してくるのだろうな,と思いました。

 質疑応答では「なぜプラズマに興味を持ったのか?」という質問に対して,「最初は全然プラズマに興味はなかったのだけれど,周囲のものにもだんだん興味が出てきて,勉強を始めた。」と言っていました。私も今は興味のないことでも常に疑問を持つなどして様々な知識を得たいです。

 

わくわくサイエンス

 サイエンスフェスタで行われたわくわくサイエンスでは,今までと同じく液体窒素の実験と空気圧の実験をしました。

 液体窒素の実験では,できるだけ多くの子供たちに実験にふれてもらえるように声をかけ,子供達も積極的に手を挙げて質問に答えたりしていました。空気圧の実験では実際に一組ずつ実験を行ってもらい,目で見て,触って実験での変化を感じてもらうことができました。実験中の子供たちは集中して真剣な顔をしたり,実際に実験をしてみて笑顔になったりと,とても楽しんでもらえたと思います。

 今年度の親子実験教室はこれで最後になりましたが,次は新しい実験を用意し,さらに多くの子供たちに参加してもらい,科学の楽しさを伝えたいです。

 

ポスター発表

 ポスター発表が体育館で行われました。午後の5~6時間目の授業として,普通科も含めた全校生徒も参加しました。ポスター発表の発表者の中には,仙台三高を含め他校の高校生や,小中学生,大学院生,企業研究所などが自分の研究内容をポスターを使って発表しました。

 このポスター発表では,二年生の理数科による課題研究の発表や普通科による総合学習の発表など様々な分野での発表が行われました。二年生の理数科による課題研究の発表は,これが中間発表という訳だったのですが,分かりやすくポスターに研究内容について書かれていました。内容の中でもとても興味をそそられるようなものがあり,来年の課題研究による発表では,さらに発展した内容が聞けるのが楽しみです。

 小中学生でも高校生に負けないくらいしっかりまとめており,内容も非常に詳しく発表してくれました。さらに,大学院生や企業研究所による発表は高校生の私たちに参考になるような発表でした。一見,とても難しく思うようなポスターだったのですが,高校生でも理解することができるにわかりやすく説明していただきました。

 今回のポスター発表では,様々な面で勉強になりました。ポスターの内容はもちろんですが,ポスターの書き方や発表の仕方などが非常に勉強になりました。今後の課題研究に活かせるようにしていきたいです。


 

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科学の甲子園 みやぎチャレンジ2012

科学の甲子園 みやぎチャレンジ2012

 科学の甲子園は科学系の大会では珍しい団体戦で,物理・化学・生物・地学・数学・情報の知識が問われます。

 11月3日に行われた大会には,三高からは2チームが参加しました。どちらも一年生だけのチームだったので,他のチームに及ばない点がたくさんありましたが,団体戦ということもあり,そこをチーム力でカバーし全力を尽くしてきました。

 大会一ヶ月ほど前に物・化・生・地それぞれに,レポートやポスター作成の事前課題が提示されましたが,物理や化学に関しては十分な知識が無く,先生方の協力を得ながらなんとか完成することができました。

 当日は,筆記試験と実技試験,口頭試問がありました。筆記試験は団体戦ならではで,チームの仲間と話し合いをしたり,問題を分担しながら解くことができました。実技試験は「長く回るコマ」の作成で,アイディアを出すところから,コマの作成まで,チーム全員で協力し,すべてを自分たちだけで行いました。口頭試問では,事前課題で作成したレポートやポスターについて質問されました。

 結果は入賞とはなりませんでしたが,たくさんのことを得ることができたと思います。来年こそは全国大会に出場できるよう,今年以上に頑張りたいと思います。

 

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第3回SSH講演会

第3回SSH講演会

 10月4日に第3回SSH講演会が行われました。今回の講演のテーマは「放射線」で,講師の先生は東北大学大学院工学研究科量子エネルギー工学専攻の長谷川晃教授でした。放射線という言葉は知っていても,どういう現象なのか説明できる人は少ないと思います。私も,課題研究で放射線について研究しているものの,まだ深い知識は無く,基礎的なことをやっている状況でした。

 今回の講演会では,放射線についての説明だけではなく,実際に実験も行いました。放射線を目で見られるようにすることで有名な霧箱実験と,放射線量を測定する実験の2つを通して,より放射線についての理解を深めることが出来ました。今回得られた知識をもとに,課題研究をより発展的なものにしていきたいと思います。

 

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SSH中間発表会

SSH中間発表会

 11月16日に理数科のクラスでの公開授業が行われました。これは,スーパーサイエンスハイスクールの指定校とされている仙台三高の理数科の授業ということで公開されました。今回の授業では,他校の先生方や高校の教育に携わる関係者の方々などが仙台三高に来校されました。

 公開授業のときは,クラスがいつもと変わらないような形で授業を行いました。クラスメイトも見学の先生方を特に気にすることなく普段通り授業を受けました。スーパーサイエンスハイスクールの指定校となっている仙台三高は,他校と違った勉強をすることができます。したがって,理数系の知識についてより深められるのです。

 今回の公開授業でもSSHに特化した授業を行なわれました。理数科の私たちは,SSHのおかげで様々な行事にかかわることができています。これからも,SSHの行事に積極的に参加して,自分のためになるようにSSHを有効活用していきたいです。

 

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科学イベント紹介

科学イベント紹介


<東北大学サイエンスカフェ>

1月25日(金)
絆を支えるホルモン、オキシトシン
西森克彦 東北大学大学院農学研究科 教授

2月22日(金)
言葉がわかるコンピュータはどこまでできたか ~言葉の不思議と自然言語処理の最前線~
乾健太郎 東北大学大学院情報科学研究科 教授

3月29日(金)
深海でさぐる巨大地震のなぞ
日野亮太 東北大学大学院理学研究科 准教授久利美和 東北大学大学院理学研究科 助教

場所:仙台メディアテーク

http://cafe.tohoku.ac.jp/event/index.html

 

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