SSH通信

#16 2013-03-22

第3回理数科講演会

第3回理数科講演会

 12月17日,本校大講義室にて東北大学大学院理学研究科助教の久利美和先生による第3回理数科講演会が行われました。この講演会は,「地球探査船ちきゅう」に関するもので講師の先生に,実際に乗船した際の様子や「ちきゅう」の概要について説明をしていただきました。

 みなさんは,地震をより正確に予測することはできないのだろうかという疑問を抱いたことはありませんか。「ちきゅう」は巨大地震発生地域やマントルへの大深度掘削を可能にし,ライザー式という削り屑と一緒に泥水が上昇するシステムを搭載した世界初の科学掘削船です。地球探査を目的としていて,地震源調査から生命の起源にいたるまで様々な研究を行っています。もしかしたら,耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。「ちきゅう」は船体の中央部にある高さ70mのやぐらから,ドリルパイプを何十本もつなぎ掘削します。最高掘削深度は2500m,そしてドリルをすべてつなげた長さはなんと10,000m!富士山約3個分もあるのは驚きでした。

 乗船した先生のお話によると「ちきゅう」の掘削作業は想像よりも難しいものだったようです。天候に左右されやすくドリルの故障も相次ぎ作業の打ち切りの数分前でやっと掘削が成功したと聞き,地球を相手にした調査がいかに難しいものかを知りました。今後は掘削を終え孔内に観測装置を設置して地殻変動を長期間にわたり観測するシステムを開発中だそうです。将来的には複数の観測地点をケーブルでつなぎネットワークを作り,防災などの暮らしに役立てることを目指しています。また,講演の後の質疑応答では活発に意見が飛び交い積極的に取り組むことができたと思います。

 今回の講演会では,地震の多い日本にとって「ちきゅう」が行っている調査はとても重要であるということが分かりました。これからの未来で災害による被害を軽減するためにも科学技術の発展は欠かせないものだと改めて感じる貴重な体験だったと思います。

 

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第4回理数科講演会

第4回理数科講演会

 1月21日の理数科講演会では,産業技術総合研究所中部センター先進製造プロセス研究部門特異反応場プロセス研究グループ主任研究員の小塚晃透先生に「身近な音波の不思議な世界」という題でお話しいただきました。

 「グラスハープ」という楽器があることは知っていましたが,グラスハープが振動し,音が出る際にグラスが変形すると知ったときは本当に驚きでした。また,超音波についての実験では,超音波にアルミ箔に穴を開けるほどの力があることがわかりました。最後にグラスハープを実際に演奏したときは本当に楽しかったです。

 私たちの身の回りにあふれている音楽ですが,その音楽を科学するのも面白いと思いました。

 

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第3回コアSSH講演会

第3回コアSSH講演会

 12月22日(土)の講演会は,東北大学大学院理学研究科地学専攻教授の中村智樹教授にお越しいただきました。中村教授は小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルを一番に開封した方です。「はやぶさ」の計画・設計の段階から,打ち上げ・帰還など「はやぶさ」に関するたくさんの詳しい説明,カプセルから取り出された微粒子の最新の研究成果,また今後打ち上げが予定されている,新たな小惑星探査機のことなど,たくさんのことを教えていただきました。

 特に,最新の研究内容については,テレビや新聞で見るのでなく,実際の研究者からお話が聞けたことが,とても貴重な体験となりました。生命の起源の発見に着実に一歩ずつ近づいているということを身をもって知ることができました。
 これからの宇宙科学の発展に,さらに興味を持つきっかけとなりました。

 

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わくわくサイエンス

わくわくサイエンス

 12月26日に,鶴ヶ谷市民センターでのわくわくサイエンスが行われました。低学年~中学年が中心に約30人前後の小学生と,保護者の方数人に来ていただけました。

 会場に着くと準備にすぐ取り掛かったので早く内容に入ることが出来ました。今回の実験は,
 ①液体窒素
 ②炎色反応
 ③空気砲
 ④空気圧
の順に行いました。

 まず最初は,液体窒素です。液体窒素の中にアートバルーンで作ったイヌ,バナナなど様々ものを入れていく実験です。ものを入れる前に,どう変化するのかというのを子供達に尋ねるのですが,以前に行った時のリピーターも多く,正解続出でした。びっくりです。

 次に炎色反応です。部屋の電灯を消して暗いところでの実験なので,どこか浮き立った気持ちになるようで,少しざわざわしていました。実験がスタートすると「きれい」という声も多く,見るだけの実験でしたが楽しんでいただけたようです。

 空気砲の実験です。空気砲の中に煙を入れ,空気がどのように出てくるのかということ見てもらったり,ろうそくの火を遠くから消したりという実験をしました。何人かの子に前に出てもらって,空気砲で実験してもらいました。なかなか消えないろうそくの火が消えた時に出た歓声には,一体感すら覚えました。

 最後は空気圧の実験です。これは真空容器を使って,各テーブルで行ってもらいました。皆できるということもあってか,一番テンションが高かったように感じました。水風船と空気の入った風船を容器に入れて空気を抜いたり,マシュマロを容器内(真空)とふつうに置いた状態(空気中)とを比較したりという実験です。マシュマロは皆でおいしくいただきました。

 今年度のわくわくサイエンスはこの日が最後でしたが,子供達も保護者の方も楽しんでいただけたようで,良い締めだったと思います。来年度もまた実験のネタを増やして頑張りたいと思っています。が,たくさんのことを得ることができたと思います。来年こそは全国大会に出場できるよう,今年以上に頑張りたいと思います。

 

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コアSSH連携講座

コアSSH連携講座

 12月26日にコアSSH連携講座が行われました。今回私たちは宮城教育大学において,三高近くのホタル池の水を20倍に濃縮したものをゲルろ過クロマトグラフィー分画についての実験講座に参加しました。

 今回の分画実験では,分子量の違いから溶けている有機物を分離する,クロマトグラフィーという方法を用いて行われました。一人一人がゲルろ過クロマトグラフィー装置を使って実験することができ,分離したものを3次元スペクトル化して分析し,溶けている有機物が動物由来であるか,植物由来であるかを判別すること,そのおおよその分子量もわかるという非常に高度な手法を体験することができるとても貴重な機会となりました。

 今回の講座では村松隆教授はじめ学生の方に多くのアドバイスをもらいながら,普段高校生活では行うことのできない体験をさせていただきました。今後の課題研究にこの講座の内容を生かしていけるように頑張りたいと思います。

 

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科学イベント紹介

科学イベント紹介


<東北大学サイエンスカフェ>

3月29日(金)
深海でさぐる巨大地震のなぞ
日野亮太 東北大学大学院理学研究科 准教授
久利美和 東北大学大学院理学研究科 助教

4月26日(金)
人は分子の集合体か?~遺伝・環境・社会的要因のすべてを考慮した全人的医療 ~
栗山進一 東北大学災害科学国際研究所,大学院医学系研究科,東北メディカル・メガバンク機構 教授


場所:仙台メディアテーク

http://cafe.tohoku.ac.jp/event/index.html

 

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