SSイベント関連情報
【7/25】自然科学部がサイエンスデイでわくわくサイエンス!
7月25日10:30~16:00ララガーデン長町を会場に、サイエンスデイでわくわくサイエンス(科学実験教室)を実施しました。簡易偏光顕微鏡の作成と観察を行い、自作した偏光顕微鏡で色が変わる不思議を楽しく観察しました。自然科学部物理班3名が原理の説明、実験の指導など役割分担をして1回30分を8セット実施し、44家族60名の小学生だけではなく保護者も一緒に実験を楽しみました。
今後もわくわくサイエンスを通して、科学の面白さを普及していきます。
実験説明の様子 |
作成の様子 |
テーブル毎に説明 |
自作の偏光顕微鏡で観察 |
親子で観察 |
集合写真 |
【7/22】生成AIを活用して、未来の物語を作成!(第2回先端科学講演会)
7月22日13:30~15:00 仙台第三高校の教室を会場に、第2回先端科学講演会として未来の寓話プロジェクトを開催しました。山内 保典先生(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 准教授)の説明の後、生成AIに自分が選んだ未来のキーワードを入れ、自分たちが考える未来を創造しながら生成AIと協力して物語を作りました。1時間の作業であらすじや物語の方向性ができ、個人で作った物語をグループで読み合いながら、更なる展開について意見交換しました。今回経験したSF思考や思考実験を通して、未来に必要な技術を実現するイノベーターとなることを期待しています。
参加者の感想:
(Aさん)チャットGPTの活用によって自分の考えていることへの新たな発想が生まれたり実際にそれを実現していくために必要なことやあらたな回想について深めるきっかけになると感じました。自身の中だけで考えずこういったツールを正しく活用すると思考の幅がひろがって良いと思います。
(Bさん)AIと対話することで新しい見方、考え方を発見することができたため、とても良い体験になりました。グループワークでチームメイトと意見と共有でき、楽しい体験ができました。
未来の寓話プロジェクトは東北大学知の創出センター(TFC)と東京エレクトロン(TEL)の共同事業で、未来を創造する思考実験をすることで高校生に多角的な考え方を育成することを目的としています。詳しくは、https://note.com/fsdlab/n/n01c2df381dce にアクセス!
TELの説明 |
物語づくりの説明 |
グループ活動(言葉の共有) |
グループ活動(物語の紹介) |
全体の様子 |
集合写真 |
作品例:「SNS×農業」→「#未来ファーム365」 |
西暦2050年。 AIによる管理農業が当たり前となった時代に、山間にある小さな手作業農園「未来ファーム」だけが、自然に寄り添った農を守っていた。 未来中学校の環境クラブに所属する中学生ユイト、サラ、そして転校生のミカ。彼らは毎日SNSで「畑日記」を投稿していた。 その中心にあったのが、発芽に“晴れの気配”を必要とする不思議な作物「陽麦(ひむぎ)」だった。 ある日、ユイトが投稿した畑の写真に陽麦の発芽が映っていた。それに反応して、見知らぬフォロワーからこんなコメントが届く。 「これ、今日の朝9時、晴れるサインだよ。」 本当に、その通りに空が晴れた——。(・・・つづく) |
【白神FW】令和7年度 白神フィールドワークの事前指導を実施
令和7年7月24日(木)、本校地学室および「時習の森」にて、白神フィールドワークに参加する1・2年生20名を対象にした事前指導を実施しました。この指導は、8月6日~8日に予定されている世界遺産・白神山地(青森県深浦町)でのフィールドワーク本番に向け、生徒たちが自然環境の中でスムーズに実習を行えるよう、基礎的な技能と知識を身につけることを目的としています。
当日は、宮城県林業技術総合センターより主任研究員の田中一登氏と技師の佐藤匠氏を講師としてお迎えし、前半は地学室で講義を受け、後半は「時習の森」での実習に取り組みました。
講義では、森林調査に必要な基本知識や樹木の見分け方について丁寧な説明があり、生徒たちは熱心にメモを取りながら聞き入っていました。後半の実習では、実際に広葉樹の葉を観察しながら樹種を同定する「樹木同定実習」を行い、その後、木の幹周を測る「胸高直径測定実習」を実施。生徒たちは、実際の時習の森に行き、本番の白神山地のフィールドに立っていることを想定し、自らの観察力と判断力を頼りに、コドラート区画内の測定場所を慎重に見極めながら取り組んでいました。
なお、講義中には葉に文字が書ける木「多羅葉(たらよう)」の紹介がありました。かつて葉を使って手紙のやりとりをしていたというエピソードを通じて、自然と人とのつながりについても学ぶことができました。葉に書くこと=「葉書(はがき)」の語源にもなったとのことです。「多羅葉(たらよう)」は郵便局に植えられていることが多いという話から社会との関連ついても知ることができました。
本校では、このような実践的な学びを通じて、生徒の非認知能力や科学的な探究力を育てることを目指しています。白神フィールドワーク本番では、雄大な自然の中でさらに深い学びと気づきを得られることを期待しています。
【3年生理数科】第5回全国バーチャル課題研究発表会で発表!
令和7年7月18日(金)
第5回全国バーチャル課題研究発表会がZoomを用いて開催されました。この発表会は、全国の高校生がそれぞれの課題研究の成果を発表し、互いに刺激を受けながら交流することで、研究へのモチベーションを高め、課題研究の質を向上させることを目的としています。
今回の発表会には、愛媛県立宇和島東高等学校、愛媛県立松山南高等学校、京都府立嵯峨野高等学校、雲雀丘学園高等学校、兵庫県立姫路西高等学校、広島大学附属高等学校など、全国各地の学校が参加しました。本校からは、3年生理数科「イノベーション理数探究Ⅱ」10班(クラゲ班)の生徒3名が発表者として参加しました。
クラゲ班はこれまで、「三高探究の日」や「やってみてサイエンス」など、校内外の様々な場面で発表経験を積んできました。その積み重ねが今回の発表にも存分に生かされており、研究内容の深さ、発表の構成力、質疑応答の的確さなど、どれを取っても非常に完成度の高い発表を行うことができました。特に、全国の高校生が集う場で、堂々と自分たちの研究成果を伝える姿は、まさに三高生の誇りと言えるものでした。
今回の発表はZoomを活用したオンライン形式で行われたため、遠方の学校とも手軽に接続し、リアルタイムで発表や質疑応答を行うことができました。オンラインの利点を活かし、地理的な制約を超えて全国の高校生と交流できるこの形式は、今後の探究活動においても大きな可能性を秘めています。
クラゲ班の発表は三高生としての存在感を十分に示すことができました。今回の発表がクラゲ班にとって最後の外部発表となりました。有終の美を飾るにふさわしい内容であり、彼らの研究活動の集大成として素晴らしい成果を残しました。
三高の1・2年生の皆さんへ。課題研究や探究活動は、自分の興味や疑問を深く掘り下げ、社会とつながる力を育む貴重な学びの場です。クラゲ班のように、地道に試行錯誤を積み重ねていけば、素晴らしい経験ができます。ぜひ先輩の発表を超えられるように全力で臨んでいきましょう。
【7月17日】第1回先端科学講演会開催
7月17日3、4校時に、本校大講義室において
東北大学大学院情報科学研究科 教授 荒木 由布子氏をお招きし
講演テーマ 「DX時代の統計科学 ー データから複雑な世界を読み解く統計モデルとAI」
と題して講演会を行いました。
世の中の現象を数式で捉えることができるーと講演がはじまりました。
多様化した現代においては、
様々な研究が情報や統計とともに行われているお話をいただきました。
〇DX時代の社会と統計科学
〇統計科学の基礎
〇統計科学の新しい潮流
について、お話をいただいたあと、荒木教授の研究内容についても
ご紹介いただきました。
データの扱い方、統計学上やってはいけないこと、コンビニエンスストアの例を
交えながらわかりやすく説明していただきました。
文系、理系にかかわらず、データの重要性統計学の重要性を再認識することができ、
本校生徒も探究活動を行う上でデータの扱い方について見識を深めることができました。
最後に、
「高校生で学んだことを大学で続けてほしい」
と荒木先生からあたたかいエールもいただきました。