カテゴリ:各種課外活動
【8/3-8/4】SS特別研修「分子遺伝学実験(遺伝子と形質)」を実施しました
令和8年8月3日、4日の2日間、本校理数科生徒2名と自然科学部生物班5名が参加し、SS特別研修「分子遺伝学実験(遺伝子と形質)」を実施しました。
本研修は泉館山高等学校を会場に、石巻専修大学理工学部生物科学科の中川繭先生を講師にお迎えし、
高等学校では実施することが難しい本格的な分子遺伝学実験を体験することを目的として行われました。
今回の研修では、植物の花の器官形成を説明する「ABCモデル」を題材に、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて、花の形態から遺伝子型との関係を探る実験に取り組みました。生徒たちは、まずシロイヌナズナからDNAを抽出し、その後、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)によるAGAMOUS(アガマス)遺伝子遺伝子の増幅、制限酵素処理、電気泳動といった一連の分子生物学実験を体験しました。最後に、電気泳動で得られたDNA断片のパターンを解析し、遺伝子の遺伝子型(ホモ・ヘテロ)を同定しました。
DNA抽出やPCR、電気泳動などは、大学や研究機関では基本的な実験技術です。
しかし、高等学校ではさまざまな制約から実施する機会が限られています。
今回の研修では、大学で実際に使用されている実験機器や試薬を用いて、本格的な実験を経験することができました。生徒たちは、実験操作一つ一つの意味を理解しながら慎重に作業を進め、研究現場で求められる正確さや再現性の重要性を実感していました。
また、実験結果をもとにグループで考察を行い、「なぜこのような結果になったのか」「このバンドがあるからこれはホモではないか」といった点について意見を交わしました。中川先生からは、分子遺伝学の基礎理論だけでなく、研究を進める際の考え方やデータの読み取り方についても丁寧にご指導いただき、生徒たちは実験技術だけでなく、科学的に考察する力も養うことができました。
参加した生徒からは、「教科書で学んだ内容を実際に自分の手で確かめることができ、とても理解が深まった」「大学レベルの実験を体験でき、将来研究に携わりたいという気持ちが強くなった」といった感想が聞かれました。
本校では、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取組として、大学や研究機関と連携した高度な実験・実習を積極的に実施しています。今後も、生徒が最先端の科学に触れながら探究心を育み、将来の研究者や科学技術人材として成長できる学びの機会を提供してまいります。