SSイベント関連情報
【7/26~28】祝・文部科学大臣賞!-エウロパの研究-自然科学部地学班
7月26日~28日 香川県高松市の香川大学と高松中央高校を会場に、かがわ総文2025が開催されました。仙台三高からは自然科学部地学班が地学分野で宮城県代表として出場し、最優秀賞・文部科学大臣賞(全国1位)を受賞しました。氷と塩からみえたエウロパの世界 -カオス地形の形成メカニズムの解明- をテーマに、氷の惑星エウロパの表面模様がどのように作られたのかについての研究でした。研究内容もさることながら、発表者本人の研究を楽しむ姿勢が審査員や観客の心を掴みました。研究はまだ道半ば。今後の活躍を期待しています。
自然科学部の文部科学大臣賞の受賞は2年連続!仙台三高自然科学部の伝統と研究体制の充実を感じます。興味のある人は、ぜひ仙台三高自然科学部に来てください!
発表の様子 |
授賞式 |
パネル前 |
【7/20】学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2025で科学実験教室
2025年7月20日(日)9:00~16:00 東北大学 川内北キャンパスで学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2025(第19回)が行われました。100を越える実験ブースに対して、10000人を超える来場者でした。仙台三高自然科学部は「光をわけて普段と違う世界を見てみよう!」をテーマに、簡易偏光顕微鏡を自作していろいろなものを見ました。きらきら変化する様子を観察した子供たちは、「キレイ!」「どうしてこう見えるんだろう?」と科学的な興味関心があふれていました。これからもいろいろなことに興味関心を持って生活していきましょう!
〇受賞した4つの賞
「NanoTerasu」賞(2025)
日本光学会東北支部賞(2025)
東北大学サイエンス・アンバサダー賞(2025)
仙台市天文台 台長賞(2025)
〇宮城県仙台第三高等学校自然科学部の出店情報
https://www.science-day.com/program/?ID=e2025-1204
| 実験の様子① |
実験の様子② |
| 実験の様子③ |
集合写真 |
【7/15 (火)】SS English Café を実施しました!
令和7年7月15日(火)に、本校にて『SANKO ENGLISH CAFÉ』が実施されました。大学の研究者をお招きし、3学年全生徒対象に、以下のような研究分野に関する講義を実施いただきました。
【理系生徒対象】『キラル選択性ガラスセラミクスの物質開拓と設計指針の確立』:Junjie ZHAO先生(東北大学)
【文系生徒対象】『気候正義(Climate Justice)と地球環境保全のためにできること』Giselle L. MIOLE先生(東京大学)
講義では、研究そのものに加え、講師の先生の出身国やその文化、研究者を志した理由を始めとした内容まで扱って頂きました。大学の学びに対するイメージを具体的に持つことができただけではなく、1つの学びを深く追究していくことのおもしろさややりがいを学ぶことができました。また、文系生徒対象の講義では、生成AIにプログラムされたクイズに各自挑戦するなどのアクティビティも行われ、自らの選択が環境・経済・文化にどのような影響を与えるのかを実践的に学ぶことができ、主体的に講義へ参加することができました。
授業後に実施したアンケートでは、講義全体に対する反響が多く寄せられました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 生徒の感想 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「外国人の先生だと、日本と違う環境で国や気候変動を見てきたことから、新しい視点で気候変動、地球温暖化について考えることが出来、とても良い時間だったと思う。」
「異文化を背景に持った研究者と関わることができて良い経験になった。」
「リスニングの力や要約する力を養えるだけではなく、英語での研究のプレゼンの仕方や海外の人の研究で重視する所や研究を組み立てる上でのプロセスなど日本人にはない視点を学ぶことができた。」
「内容は難しかったが、比較的易しい表現を選んでくれていたのでとても理解しやすかった。逐一図と解説が入っていたのでそこもわかりやすかった。」
【7/25】自然科学部がサイエンスデイでわくわくサイエンス!
7月25日10:30~16:00ララガーデン長町を会場に、サイエンスデイでわくわくサイエンス(科学実験教室)を実施しました。簡易偏光顕微鏡の作成と観察を行い、自作した偏光顕微鏡で色が変わる不思議を楽しく観察しました。自然科学部物理班3名が原理の説明、実験の指導など役割分担をして1回30分を8セット実施し、44家族60名の小学生だけではなく保護者も一緒に実験を楽しみました。
今後もわくわくサイエンスを通して、科学の面白さを普及していきます。
| 実験説明の様子 |
作成の様子 |
テーブル毎に説明 |
| 自作の偏光顕微鏡で観察 |
親子で観察 |
集合写真 |
【7/22】生成AIを活用して、未来の物語を作成!(第2回先端科学講演会)
7月22日13:30~15:00 仙台第三高校の教室を会場に、第2回先端科学講演会として未来の寓話プロジェクトを開催しました。山内 保典先生(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 准教授)の説明の後、生成AIに自分が選んだ未来のキーワードを入れ、自分たちが考える未来を創造しながら生成AIと協力して物語を作りました。1時間の作業であらすじや物語の方向性ができ、個人で作った物語をグループで読み合いながら、更なる展開について意見交換しました。今回経験したSF思考や思考実験を通して、未来に必要な技術を実現するイノベーターとなることを期待しています。
参加者の感想:
(Aさん)チャットGPTの活用によって自分の考えていることへの新たな発想が生まれたり実際にそれを実現していくために必要なことやあらたな回想について深めるきっかけになると感じました。自身の中だけで考えずこういったツールを正しく活用すると思考の幅がひろがって良いと思います。
(Bさん)AIと対話することで新しい見方、考え方を発見することができたため、とても良い体験になりました。グループワークでチームメイトと意見と共有でき、楽しい体験ができました。
未来の寓話プロジェクトは東北大学知の創出センター(TFC)と東京エレクトロン(TEL)の共同事業で、未来を創造する思考実験をすることで高校生に多角的な考え方を育成することを目的としています。詳しくは、https://note.com/fsdlab/n/n01c2df381dce にアクセス!
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TELの説明 |
物語づくりの説明 |
グループ活動(言葉の共有) |
| グループ活動(物語の紹介) |
全体の様子 |
集合写真 |
| 作品例:「SNS×農業」→「#未来ファーム365」 |
| 西暦2050年。 AIによる管理農業が当たり前となった時代に、山間にある小さな手作業農園「未来ファーム」だけが、自然に寄り添った農を守っていた。 未来中学校の環境クラブに所属する中学生ユイト、サラ、そして転校生のミカ。彼らは毎日SNSで「畑日記」を投稿していた。 その中心にあったのが、発芽に“晴れの気配”を必要とする不思議な作物「陽麦(ひむぎ)」だった。 ある日、ユイトが投稿した畑の写真に陽麦の発芽が映っていた。それに反応して、見知らぬフォロワーからこんなコメントが届く。 「これ、今日の朝9時、晴れるサインだよ。」 本当に、その通りに空が晴れた——。(・・・つづく) |