SSイベント関連情報

SSイベント関連情報

【理数科1年生】東北大学研修 ポスター発表会(イノベーション理数探究基礎)

令和7年6月12日(木)の2校時に、1年生理数科の生徒80名が参加して、「イノベーション理数探究基礎 東北大学研修ポスター発表」が実施されました。この発表会は、5月20日に行われた東北大学理学部および工学部の研究室訪問をもとにしたもので、生徒たちはそこで学んだ最先端の研究内容をポスターにまとめ、発表を行いました。

東北大学研修の目的は国際水準かつ最先端の科学研究に触れることで、生徒たちの科学への関心と理解を深めることにあります。東北大学で学んできたことをポスター発表という形式を通じて、プレゼンテーション能力や質疑応答の力を養いました。さらに、発表会の司会や進行を生徒自身が担うことで、自主性や主体性の育成も図られました。

 

発表会では、生徒たちが自ら作成したポスターを用いて、訪問した研究室の内容をわかりやすく説明しました。初めてのポスター作成と発表ということもあり、緊張した様子も見られましたが、質疑応答ではしっかりと質問に答える姿が印象的でした。自分たちが訪問していない研究室の内容についても、他のグループの発表を通じて理解を深めることができ、学びの幅が広がった様子がうかがえました。

 

理数科ではこのような発表の機会を多く設けており、生徒たちは回を重ねるごとに表現力や論理的思考力を高めています。今回のポスター発表もその一環として、生徒たちの成長を感じられる貴重な機会となりました。

保護者の皆様には、生徒たちがこのような実践的な学びを通じて、科学的な視野を広げ、将来の進路選択に向けた力を着実に身につけていることをお伝えしたいと思います。今後も引き続き、生徒たちの挑戦と成長を温かく見守っていただければ幸いです。

東北大学工学部・理学の研究室で研究を体感!(東北大学研修)

5月20日14:00~東北大学工学部と理学部を会場に、1年生理数科を対象に仙台三高東北大学研修を実施しました。
今年は工学部9研究室(生徒52名)、理学部5研究室(28名)のご協力のもと、学科説明30分、研究室訪問80分の日程で行いました。
特に研究室訪問では、研究テーマや最先端の話題、研究室で行われている研究に直接触れるなど本物を見て触れる貴重な経験となりました。
生徒たちは訪問した研究室についての紹介ポスターを作成し、生徒間での発表会で情報共有し、三高祭(文化祭)ではポスター展示として一般公開の予定です。
本物に触れた経験を活かして、今後の理数探究への取組に期待しています。

〇東北大学工学部のX に三高生の記事が掲載されています。
https://x.com/KIKAI_KoHo/status/1925078639433130463?authuser=0

〇工学部全体説明

〇理学部全体説明

〇昆陽研究室(身体性知能ロボット)

〇先端陽子ビーム科学研究センター(物理)

〇手束・松浦研究室(先端マグネト材料)

〇岩本研究室(化学)

【三高探究の日】令和7年度 三高探究の日を開催しました!

令和7年5月15日(木)に三高探究の日(探究活動成果発表会)が仙台第三高等学校で開催されました。

3年生が2年生から1年間取り組んできた研究の成果を三高生や来賓(大学教授など)、他校生の方々に発表しました。

1、2年生にとってはこれからの自分たちの探究活動をイメージする機会となりました。そして、今年度も昨年度に引き続き、本校のOBで、現在大学生の学生TAを招聘しました。在校生は研究を深めるとともに、卒業後のイメージを抱くことができたようです。

開会行事 代表模範発表 ポスター発表 ポスター発表 ポスター発表

 

午前は、代表班による口頭発表を体育館で行いました。イノベーション理数探究Ⅱ(理数科)とイノベーション探究Ⅱ(普通科)の授業内で取り組んだ探究活動、自然科学部地学班の研究の計3題の発表でした。どの発表もレベルが高く、実験の進め方や見せ方など、生徒にとってとても刺激になりました。その後のポスター発表には、三高86題の発表に加え、県内から古川黎明高等学校、宮城第一高等学校、名取北高等学校、角田高等学校、泉館山高等学校、白石高等学校、仙台南高等学校、涌谷高等学校、多賀城高等学校、宮城野高等学校の計10校から22題、生徒60名が発表を行い、900名を超える三高生と交流が深めながら、互いに大きな刺激を受けていました。

◎発表ポスターは、WEB研究紹介2025春(←リンク有り)からも御覧いただけます。

(※一部画像やデータを削除・加工しています)

※令和7年度の三高探究の日から、生徒の発表要旨を英語で記載したものをwebに掲載しています。

 午後は、3年生の理数科と一部の普通科が口頭発表(研究報告)を行いました。また、海外交流として私立明道高級中学(台中市)とオンラインでお互いに英語での研究発表を行いました。仙台三高の大講義室にある双方向配信システムを活用し、英語での発表や活発な質疑に会場が盛り上がりました。仙台三高理数科では、Research ExpressionⅡの授業のなかで東北大学グローバルラーニングセンター(GLC)の留学生との英語ディスカッションに取り組んでおり、その成果を十分に発揮することができました。

そして、最後に2年生全員がこれから行う自分たちの課題研究・探究活動について3分間のプレゼンテーションである口頭発表(3min)を行い、3年生から厳しくも暖かいアドバイスがありました。

 

海外交流発表 口頭発表(研究報告) 口頭発表(3min)

昨年度の三高探究の日からの変更点として、WEB研究紹介での要旨を英語での掲載、聴講した生徒のコメントをフォームで集約し、生徒の振り返りや教員の指導にフィードバックできるような仕組みを整えました。

今後も仙台三高はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校として、先例に囚われず、努力を続けて、進化をし続けてまいります。

そして、科学的な探究活動を支える「尚志ヶ丘フィールド」と「三高型STEAM教育」の開発と実践を通して、生徒の知的好奇心の育成に力を入れていきます。

次の研究発表イベントは11月6日(木)イノベーションフェスタです。

◎【探究活動】
 61回生のイノベーション探究54班が、時習の森の整備時に発生する間伐材(ヒノキ)を利用して1-1~3-8の24枚の鍵札を作成しました。鍵札は、令和7年5月15日の三高探究の日に合わせて、お披露目し、各クラスで活用しています。


全24クラスの鍵札

担任の先生に配付

実際に活用している様子

【理数科1年生】イノベーション理数探究基礎~物理分野~

令和7年5月1日(木)、SSH学校設定科目「イノベーション理数探究基礎」の第3時間目の授業から物理分野が開始されました。この授業には1年生理数科の生徒80名が参加し、物理の探究サイクルがスタートしました。

「イノベーション理数探究基礎」は物理、化学、生物、地学の4分野で探究サイクルをそれぞれ1回ずつ回していくことを目的としています。今回の授業からは物理分野が始まり、生徒たちは電気回路の作成とその合成抵抗値の実験を行いました。

授業では4人1組のグループに分かれ、電気回路を作成しました。生徒たちはオームの法則を用いて理論値を求め、その後テスターを使って実測値を測定しました。理論値と実測値の差異を体感することで、実験の重要性と理論の限界を学びました。

生徒たちは直流と交流の電気回路を作成し、その動作を確認しました。抵抗の役割とその測定方法について学び、オームの法則を用いて理論値を計算し、その理解を深めました。理論値と実測値の差異を体感し、実験の重要性を理解しました。テスターを使って電気回路の各部分の抵抗値を測定し、グループで協力して実験を進めることで、協調性を養いました。

参加した生徒たちは、実際に手を動かして電気回路を作成し、理論と実測の違いを体感することで、物理の理解が深まったと感じています。また、グループで協力して実験を進めることで、協調性やコミュニケーション能力も向上しました。

生徒たちがこのような実践的な授業を通じて、理数科目への興味を深め、将来の学問や職業選択に役立つスキルを身につけていることを願っております。今後も生徒たちの成長を見守り、応援していただければ幸いです。

 

仙台三高SSHでは、課題解決型授業を通じて生徒の学びがより深くなるようにSSHの活動を設計しております。そして、生徒の学びが深くなるだけでなく、地域への還元も考えております。今後ともこのような授業作り、SSH活動に積極的に取り組んで参ります。

【理数科1年生】イノベーション理数探究基礎~ドローンプログラミングで育む協調性~

令和7年4月24日(木)、本校1年生理数科1・2組の生徒40名×2=80名を対象に、SSH学校設定科目「イノベーション理数探究基礎」の第2回目の授業が行われました。今回のテーマは「ドローンプログラミング」。生徒たちは、iPadのアプリを使ってScratchでプログラムを組み立て、ドローンを目的地点まで飛ばすことに挑戦しました。

 

 

授業は班ごとに活動を行い、飛行経路を話し合いながらドローンのプログラムを作成。宇宙空間に見立てたブルーシートの目標地点の惑星を目指してドローンを飛ばしました。この経験を通じて、仲間と協力することの大切さを体験的に学びました。

初めて扱う機器に戸惑いながらも、班で工夫しながら問題を解決していく姿が印象的でした。

また、同じプログラムを入力しても、ドローンの機種やコンディションによって飛行の様子が微妙に異なるという現象も観察されました。生徒たちはこの“機器の差異”に気づきました。

今後の科学的な側面からアプローチすることの多い理数科においてはこの“機器の差異”という視点はとても大事ですね。

今回の授業でおこなった内容は、地域の小学生を対象とした科学普及活動にも活用されています。

今回授業で経験した生徒たちが今回の気づきを地域の小学生に還元してくれることを期待しています。

ドローンを通じたこの体験は、単なる技術の習得にとどまらず、協調性や観察力、課題解決能力を育む貴重な機会となりました。今後の理数探究の土台として、大きな一歩を踏み出す授業となりました。

 

仙台三高SSHでは、授業と課外活動を連携させる工夫をしながら、生徒の学びがより深くなるようにSSHの活動を設計しております。そして、生徒の学びが深くなるだけでなく、地域への還元も考えております。今後ともこのような授業作り、SSH活動に積極的に取り組んで参ります。