SSHクラブ・ブログ
第1回コアSSH国際交流
6月22日,第一回コアSSH講演会に続き,AIMRで第一回コアSSH国際交流が行われました。仙台三高の他にも,仙台一高,白石高校,気仙沼高校,古川黎明高校から40名ほどが集まりました。
9グループに分かれ,1グループに一人AIMRの研究員がつき,研究室を紹介してもらいました。さまざまな国から来た外国人研究員の方々は,皆さんとても親切で気さくだったので,最初は戸惑いがあり躊躇してしまう場面もありましたが,慣れていくにつれて,こちらからも話しかけることができるようになりました。
交流の最後に,それぞれのグループが案内してもらった研究員についての簡単なプレゼンテーションを行いました。終わったあとに研究員の方に「良かったよ!」と言ってもらえたのがとても嬉しかったです。
今回,外国人研究員の方と英語で話すことができたことももちろん,他校の人とも交流できたことはとてもよい経験となりました。学校の授業だけではなく,コミュニケーション英語を日ごろからどんどん使っていきたいと思います。
皆さんも機会があればぜひ参加してみてください。英語が好きな人はもちろん,そうでない人も,必ずなにか発見があると思います。
2年理数科研修会
6月21日(金)に,私たち理数科2年生は東北大工学部で研修してきました。学科だけでなく,研究室別に分かれて行われました。
まず,昼休み中に貸切りバスに乗り東北大工学部へ行きました。それから研究室ごとのグループ(1班4人程度)に分かれ,研究室に向かいました。
私が今回行ってきたのは,情報知能システム総合学科の光物性学を研究している研究室です。
ここでまず,それってどんなことしてるの?ということになりますよね。私たちのグループで下調べをした内容,それと今日,教授自らにプレゼンテーションしていただいた内容を簡単にまとめると…
ガラスを利用して,光を制御・操作する!
という事でした。
では何の為に?⇒
膨大な情報をより速く遠くに届けるため!
情報を届けるとき(要はケーブル)
現在… 光⇒電気⇒光 の順。
理想… 光⇒光⇒光 の順。
光だけで操作が可能になれば,今よりもっと速く,より多くの情報を遠くに届けることができる!!そうです。
ここでキーとなるのが,皆さんご存知の“ガラス”です。このガラスの透明な性質を使って,光を制御・操作することを目標として研究が行われているようです。
次にガラスを作っているところを見せてもらいました。
ガラスを作る際に使われる器具や材料となるもの,実際にそこで作られたガラスなどを見せてもらいました。
中でも,ガラスを溶かす電子炉は見ていてすごかったです。内部を見ることが出来たのはほんの一瞬だけでしたが,離れていても熱が伝わってきて,見ていてとても良かったです。シャッターチャンスを逃したことが悔やまれます…。
その後,大学院生の方に進路や大学生活,年間行事などの質問をしました。自分の糧になるような話も聞けたので,面白かったし,ためになったと思います。この研究室ではソフトボール大会や,スキー旅行があるらしいです。
今回の研修では本当に充実した時間を過ごせたと思います。
理数科の日
本日5月20日,本校大講義室と書道室で「理数科の日」が開催されました。これは,理数科3年生の先輩方がこれまでの課題研究の成果を発表する行事です。聴衆は理数科1,2年生で,また,他校や大学からお越しいただいた先生方にも発表を聞いていただきました。
発表は2つの方法で行われました。午前中は大講義室と書道室での口頭発表,つまりパワーポイントを用いた発表です。主に大講義室では数学・物理分野,書道室では生物・科学・地学分野の発表でした。アメンボの研究やオーロラの研究など,計21種類の内容の発表を聞くことができました。質疑応答の時間には生徒からの質問や先生方のご指導を頂戴し,非常に有意義な時間となりました。
昼休憩を挟み,午後には書道室でポスター発表が行われました。こちらは各班がポスターを掲示し,それを自由に見て歩くという形式になっています。ここでは午前中に聞けなかった発表を聞いたり,改めて発表をもう一度聞いたりと自由に選んで発表を聞くことができます。
2つの発表を終えた後,先生方よりご講評を頂きました。科学の様々な分野の専門の先生方からの有り難いお言葉でした。実際に発表した3年生の皆さんは勿論,1,2年生にも有意義な一日となったと思います。
エッグドロップ
今日,1年生理数科のSSH課題研究基礎の授業でエッグドロップという実験をしました。
エッグドロップとは高い所から卵を落としても割れない装置を作るという内容です。
実験の結果は1組が10班中8班,2組は10班中9班とほとんどの班が成功しました。
どの班も卵が割れないように様々な工夫をしていました。
第1回SSH講演会
本日のSSH講演会『身近にあふれるサイエンス』ではサイエンスライターの内田麻理香先生にお越し頂きました。
先生はテレビなどでもご活躍なされていて,昨年に比べ,SSH講演会,第一回目から定員オーバーという素晴らしい生徒からの人気でした。
定員40名という狭い枠で,抽選から落ちてしまった人もいたのが残念です。
『身近にあふれるサイエンス』というタイトルで,準備されたのは生クリーム(液体)とイチゴジャム。
生徒の私たちは「一体どんな科学をするのだろう」という期待と不安に胸を高鳴らせ講演会に臨みました。
講義では,サイエンスライターという仕事がどんなものか,そして電子レンジをはじめとした,日常にあふれる,まさに家庭の科学についてお話して頂きました。
そして実習では,準備された生クリームを泡立ててみよう!というものでした。
勿論ただ混ぜるだけではなく,イチゴジャムを入れた班とそうでない班に別れて作りました。
「なぜ液体の生クリームが個体になるのか?」「なぜイチゴジャムを混ぜると生クリームが固まり易くなるのだろうか?」
という解説を頂きながら,生徒も熱心に取り組んでいました。
頑張り過ぎてバターにしてしまった班が殆どでした。
最後の質疑応答の時間では,2年生をはじめとした沢山の生徒,先生の質問があり,とても充実した時間でした。
今回は生クリームとイチゴジャムという,実に突飛な材料で,とても楽しい科学に触れることが出来ました。
しかし今回の講演会では『身近にあふれる科学』のほんの一例に触れたに過ぎません。
これからも,ふと気付いた現象に常に疑問を持って追究して行けたらいいなと思います。
また,今回残念ながら抽選に落ちてしまった人も,是非次回のSSH講演会に参加してくださいね♪