SSHクラブ・ブログ

SSH台湾研修

10月12日から16日の間,姉妹校である台湾の国立師範大学附属高級中学の生徒と交流するため,仙台三高の10人の生徒が台湾に出発しました。
ここでは,実際に生徒と交流した3日間を書きたいと思います。


<10月13日>
1日目は師範大学附属高級中学の一室で交流会が行われました。
始めは台湾と仙台の紹介が和やかな雰囲気で行われました。
その後,研究の口頭発表が行われ,ポスター発表ではお互いの生徒が熱心に質問をぶつけ合いました。

  

1番盛り上がった時間は文化交流の時間です。
台湾からは伝統楽器や剣舞,日本からは浴衣やけん玉,福笑いなどが披露されました。
どの発表も盛り上がり台湾の生徒とより仲が深まった気がします。
全て英語で交流する経験をし,師大付中の生徒から刺激を受けたことで有意義な時間となりました。

  

  

 

<10月14日>
2日目の午前は金山岬と神秘海岸でフィールドワークを行いました。台湾の生徒の皆さんによる説明を受けながら,地形を見て回りました。巡っている途中で見た断層は非常に興味深かったです。
午後は九份を巡りました。「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも言われている地で,観光客が沢山いました。何百段と続く階段からは海を見渡すことができました。

  

 

<10月15日>
3日目の午前は国立台湾科学教育館で研修を行いました。生物・物理・化学・数学の謎を様々な展示品を通して,楽しく学ぶことができました。
午後は国立故宮博物院で研修を行いました。現在の技術では製作不可能と言われている,象牙の塊を球状に削り出した「雕象牙透花雲龍紋套球」や,翡翠を彫って作られた「翠玉白菜」などと言った国宝級の展示品を鑑賞することができ,感動しました。

  

3日間の研修で,日本では体験できない様々なことを体験することができました。発表会では研究の甘さや英語力の無さを痛感しました。これからは今回の経験を生かしていきたいと思います。

第2回SSH講演会

10/2仙台三高にて第2回SSH講演会がありました。

今回は東北大学院工学研究科量子エネルギー工学専攻量子フォーラム室の藤原充啓準教授に「半減期?除染方法?知ってそうで知らなかった放射線の講演会」ということで放射線についての講義をしていただきました。
前半の講義では我々の身近な所で使われている放射線や,放射線の人体へもたらす影響,それと霧箱について話していただきました。

↓霧箱(雲の線のようなものが放射線の通った跡)

後半では、放射線の半減期をサイコロを使って出してみよう。ということでサイコロを使った実験をしました。
藤原準教授が一番最後に書かれた式は本当の大学の授業レベルだそうで私にはまだわかりませんでした。

放射線というと福島原発問題とともに頻繁にテレビで見ていましたが,この講演を機会に自分が間違って考えていたことや新しい知識を得ることができ,大変勉強になりました。ありがとうございました。

科学の甲子園-みやぎチャレンジ2014-

8月19日に宮城教育大学で『第4回科学の甲子園-みやぎチャレンジ2014-』事前レクチャーが行われ,エントリーした理数科1.2年の7名が参加しました。

この事前レクチャーは11月に行われる科学の甲子園-みやぎチャレンジ2014-のためのもので,昨年度の筆記試験に取り組んだり,県予選攻略のための講話や昨年度全国大会出場校の青陵中等教育学校によるプレゼンテーションを聞きました。

11月の県予選の総合点に加わる実技競技1も行われました。

この実技競技1は今年度からこの事前レクチャーに加わったもので,工作と競技からなり,内容としては〈長く回るコマの作製〉というものでした。限られた材料と用具,そして時間の中で工作をするというのはとても大変でした。競技では作成したコマが静止するまでの時間を競いました。我々仙台三高チームの記録は18"97で,順位は11チーム中9位と惨敗でした。

この事前レクチャーで,4つある事前課題のうち物理分野と化学分野の2つの課題が与えられました。これらは,実験ののち,レポートを作成して提出するものです。

事前レクチャーでの実技競技1の結果が芳しくなかった我々にとって挽回のチャンスである課題なのでしっかりと取り組み,またこれらの課題提出後に追加で与えられる残りの分野の課題と県予選本番の筆記試験・実技競技2も全力で取り組みたいです。

やるからには県優勝を目指します。

プラズマ・核融合学会高校生シンポジウム (2)

8月8日に行われたプラズマ・核融合学会高校生シンポジウムでは,全国から集まった高校生が日々研究してきたことを、口頭発表、ポスター発表の2分野に分かれて発表しました。
仙台三高からは3つのチームが参加しました。

前半は高校生による口頭発表・ポスター発表がありました。
「ヨウ素とカエルの変態の関係」などの身近な研究から「多重振り子」などのマイナーなものまで様々な研究がありました。どの研究も特色のある実験をされていて面白かったです。

学会前に発表練習はしたのですが、実際の会場での発表はとても緊張しました。
ほかの学校の人たちはとても堂々と発表をしていたので、自分たちの研究に自信を持っているんだなということがわかると同時に、プレッシャーがすごかったです。

発表終了後、核融合研究所の施設見学がありました。
解体中のJT―60を見ることができました。
解体中の装置を見る機会はこの機会以外にはできないので、とてもよい経験ができました。

プラズマ・核融合学会高校生シンポジウム (1)

8/8にプラズマ・核融合学会が行われました。

今回参加したのは自然科学部物理班が2テーマ,理数科の課題研究の班が1テーマでした。

内容は「巨大空気砲の生活への利用」「宮城県内における空間放射線量」「イオンクラフトの推進力向上を目指して」というものでした。

賞としてポスター発表部門,口頭発表部門でそれぞれ一つずつ優秀賞を取ることが出来ました。
しかし今回良い賞が取れたからと言って落ち着いていられません。
発表時にはたくさんの指摘をされました。
その指摘を課題としてクリアし達成出来るようにこれからも精進して行きたいですね。

発表終了後には核融合施設の見学が行われました。

核融合の施設を見るのは初めてでとても興味深いものでした。
核融合施設を見るということはあまりないと思うのでとても貴重な時間となりました。


...とここまでが学会全体の報告です。
ここからは空気砲班のお話です。

空気砲班は7月に行われた物理教育学会にも参加してきました。
したがって今回の学会は先輩たちのものを引き継いでから2回目の学会でした。
やはり今回の学会と今までの進行具合で各班(特に空気砲班)で気になるのはスケジュール管理ですね。
たしかに研究内容も重要ですがスケジュール結果としてまとめる時間も考慮した上で研究をしなければならないと痛感しました。
空気砲班は今後,渦輪の応用利用に向けて日常生活でも使えるような画期的なアイデアを実現できるようにこれからの研究を進めていきたいと思います。

SSHつくば研修

私たちは7月30日〜8月1日の間,茨城県つくば市で研修を行って来ました。
班ごとに事前学習を行い,各施設についての予備知識を持って挑みました。

1日目はJAXA•筑波宇宙センターへ行きました。地球と宇宙の結びつきや,地球から打ち上げた様々な人工衛星のことを学びました。

2日目は,高エネルギー加速器研究機構で,大規模な加速器などの施設を案内してもらい,また,宇宙の始まりや素粒子の世界,放射光を観測するという実習を含んだ講義を聴講してきました。

3日目は,国土地理院に行きました。
ここでは,地震などによる,津波•液状化•火山活動といった現象のメカニズムや,先の東日本大震災における地殻変動について学びました。また,日本における測量や地理調査の歴史などを施設見学を通して学びました。

3日間を通し,私たちの知らな世界のことに肌で触れ,感じ,私たちの知的好奇心を刺激することができたと思います。それぞれが事前研修をしてはいたものの,まだまだ難しいことも多く,しかし,どれも興味深い体験•経験となりました。

これらの研究•実験が私たちの未来にどのような影響をもたらしてくれるのか,とても興味があります。ただ,私たちの世代がこれらの恩恵を受けるだけでなく,これらの技術発展にどのようにして関わっていけるのか,ということも今後大事になって行くと思います。
今回,このような貴重な体験をさせていただいたこと,先生方,各施設の関係者の皆様にお礼を言いたいと思います。
本当にありがとうございました。

日本物理教育学会

2014年7月26日に島根大学松江キャンパスの応用物理・物理系学会中国四国支部合同学部講演会に参加して来ました。
仙台三高からは2つのチームが参加しました。

午前中は,大学生・大学院生の口頭発表を聞きました。大学生・大学院生の発表は実験結果も発表もすばらしかったです。

昼食は,物理教育学会昼食交流会に参加しました。発表直前ではあるものの,リラックスした時間となりました。

その後,特別講演として島根大学の波場直之教授の「素粒子と宇宙」の講演を聞きました。興味深い内容であり,みんなと会話をしているような波場教授の講演はとても楽しいものでした。

そして,ついに私たちが発表するジュニアセッションが始まります。

仙台三高からは「イオンクラフトの推進力向上を目指して」「巨大空気包の生活への利用」の2つのチームが口頭発表しました。

その後,ポスター発表もしました。

口頭発表では,教授たちからの厳しい指摘や質問を受け,これから改善すべきことなどを知ったので私たちにとってとても意味のある発表になりました。ポスター発表では,他校の研究を聞きに行って質問したりして他校との交流もしました。

今回の物理教育学会での研究発表により,理数系領域への興味関心がさらに深化し,発表することへの自信がつきました。

この経験と自信をこれからの課題研究と次からの発表に活かしていきたいと思います。

日本動物学会東北支部会

はじめまして,SSHクラブ委員&自然科学部生物班1年のBlueskyです!

今後,自分が出た学会等を報告していくつもりですのでよろしくお願いします。

ということで‥…
7月12日(土)に生物班4名(+先生)で盛岡の岩手大学復興祈念銀河ホールで行われた
『日本動物学会東北支部会』
に参加してきました。

高校生の発表に参加したのは計10チームでしたが、なかには中学生のチームも!
ヒトデやプラナリア,サンショウオなど様々な生物について,どのチームも興味深い発表でした。

そして,私達生物班は‥…

9番目に1年生(3名)が
「エゾイソアイナメの発光細菌の培養と環境条件の違いによる発光の変化」

10番目に2年生(1名)が
「納豆菌ファージФNIT1の宿主および納豆菌に感染するバクテリオファージの探索」
について発表してきました!

初めての学会、緊張しましたが上手くいった気がします。

…多分。

8月も学会ばかりですが,夏休みなので勉強も頑張りたいと思います...

以上Blueskyでした!

コアSSH第1回講演会・第1回国際交流

6月28日土曜日,東北大学原子分子材料科学科学高等研究機構(AIMR)でコアSSH第一回講演会・第一回国際交流が行われました。

前半はDaniel M.Packwood助教授による英語での講義。演題は「Probability and Molecules」で,分子の性質と材料科学について,スライドを利用して説明してくださいました。

後半は他校の生徒と合同で,研究室訪問をしました。こちらの説明も全て英語で,文系生徒にはとても理解しづらい内容でした。
今回の国際交流で,物理や化学の知識が殆ど無かった私でも,少し科学の世界に近づいた気がしました。

2年理数科研修会(東北大工学部研修)

6月25日(水),私たち理数科2年は東北大学工学部で研修して来ました。それは,東北大工学部の各研究室に4人ずつ行き,話を聞くというものです。

私は今回,岡部研究室に行きました。その岡部研究室では,機械の元となる素材をいかに強く軽くするか,ということについて研究しています。そのために,まず,素材の壊れやすさをみることと,素材の成形過程において欠陥はないかをシミュレーションすることの2つを行っているそうです。

その後,大学院の2年生の方から,学校の年間行事や授業,研究室,勉強のアドバイスなど,いろいろなことについて話を聞くことができました。

短い時間ではありましたが,とても充実した,楽しい時間を過ごすことができました。この経験を生かして,課題研究と勉強をがんばっていきたいと思います。

そして,最後に,お世話になった東北大学工学部の皆さん,ありがとうございました。

(写真は津田研究室のものです。)

台湾師範大学・附属高級中学教員との交流会(2日目)

5月19日~21日の三日間,姉妹校である台湾師範大付属高級中学の先生方が仙台三高にいらっしゃいました。
そのうち,20・21日は三高の生徒を交えたフィールドワークが行われました。
ここでは,21日の南三陸・女川でのフィールドワークの様子を紹介します。

21日はあいにくの雨模様で,天候を心配しながらの出発でした。
いわゆる観光バスでの移動だったので,車中にはそこはかとなく遠足ムードが漂っていました。

バスに揺られることおよそ一時間,まずは道の駅「もくもくランド」で途中休憩。
もくもくランドでは数々の手造りの工芸品が展示販売されていました。
それらを眺める台湾の先生方は興味津々のご様子。
その一方で,三高生の参加者は物産販売コーナーでアイスを買っていました。
味はなんとわさびと焼きそば!
個性的な味だったようです……


さらにバスで移動したのち,第一の目的地である南三陸町に到着。
志津川で,南三陸町防災対策庁舎を見学しました。

  

この庁舎は海の近くに位置しており,東日本大震災に伴う15.5メートルの津波により,骨組みと各フロアの床や屋根を残して破壊されました。
講師の先生(東北大)の説明をお聞きしながら,特殊な機械で調査を襲った津波の高さを計測しました。


次に訪れたのは歌津大橋跡地です。
歌津大橋もまた,津波に破壊された建築物のひとつでした。
震災前は橋長304mの長大橋だったようですが,津波で橋げたが流され,今ではその橋脚に至るまで完全に撤去されています。
橋のすぐそばの漁港は地盤沈下の影響を抑えるための工事中でした。

その後,港のそばの地面で,たくさんの雄勝石の破片が転がっているのを発見。
地学の先生の説明によれば,それらはなんとジュラ紀の地層なのだそうです!

さらに,バスに乗り込もうとした直前で,台湾の先生方が牡蠣の産直を見つけたようで,ケース買いなさっていました。
なんと一個あたり100円ほどの値段だった模様です。
お得なお買いものに,先生方はたいへん喜んでおられました。


再びバスで移動し,女川に到着。
バスが停車したすぐ近くに,津波で倒壊した建物を見えました。
壁だと思っていた面が実は床にあたる面です。
コンクリートの建物が横転するのですから,津波の力の強さが良く分かります。

傘がひっくり返るほど暴風と雨にもみくちゃにされながら,フィールドワークを開始。
津波によって破壊された手すりが残る階段を上り,女川町地域医療センターを見学しました。

こちらは津波避難所に設定されていた場所で,震災時に1階が津波で破壊されました。
女川の町と港を眼下に見る,約16mの高台にある建物が浸水するとは……。
改めて津波の猛威と恐ろしさを実感しました。


風になぶられ,雨でずぶぬれになったところで,21日のフィールドワークは終了。
各々さまざまなことを学び,考えされられた一日になったことと思います。

台湾師範大学・附属高級中学教員との交流会(1日目)

5月20日、台湾師範大学附属高級中学教員との交流会(研修会)1日目が行われました。

始めに、移動中のバスの中で、お互いの自己紹介をしました。三高生は All English でした。

東北大学に着いてからは、「地震学のススメ」と題して、東北大学大学院理学研究科、地震・噴火予知研究観測センターの海野徳仁先生にご講演いただきました。

私個人の感想としては、授業で習ったこと+αという感じで、自分の知識を現実と照らし合わせることができたと共に、その知識の先を学ぶことができたと思っています。

講演の後は、 MRシステムというものを体験しました。これは、観測データを仮想空間に代入することで、地震や津波、地殻変動を再現するものです。ヘッドギアをつけると、自分の動きに合わせて見える景色も動きます。これには台湾の先生方も興味津々でした。

そのあと、青葉山の地下40mほどのところにあるトンネルを見学しました。

湿度は99%もありました。地震計に影響する気温の変化を抑えるためだそうです。地震計の仕組みについて学び、そして、地下鉄東西線ができるために、地震計の場所を移動するということも伺いました。

また、私たち3年生は、お昼を台湾の先生方と一緒にいただきました。少し緊張もほぐれ、英語で会話することもできました。

東北大学での見学が終わり、バスで蔵王のお釜へと行きました。お菓子をみんなで食べました。日本代表はブラックサンダーと鼈甲あめ、台湾代表はライチのこんにゃくゼリーです。

それから、エコーラインにはまだ雪の壁が残っており、高いところでは3mほどあったと思います。

  

台湾では雪は滅多に降らないらしく、台湾の先生方はしきりにシャッターを切っていました。


お釜では各自自由に歩いて周りました。

1、2年生は山を登り、台湾の先生方は雪に興奮しておられました。


たくさんのことがありすぎて、まだまだこれでも書き足りないくらい、充実した1日を過ごすことができました。

この貴重な経験を心に留め、一層受験勉強に励んでいきたいと思います。

平成26年度「理数科の日」

5月19日,本校大講義室と書道室,美術室にて「理数科の日」が開催されました。これは理数科の3年生の先輩方が1年間かけて行った課題研究のまとめを発表するもので,SSH運営指導委員の先生方に加え,JST科学技術振興機構,台湾模範大学・附属高級中学などから,沢山の方々にお越しいただきました。

午前中は大講義室と書道室で口頭発表が行われました。
書道室での口頭発表は主に化学,地学,生物分野の発表で計9つの発表を聞くことができました。質疑応答の時には大学の先生方の鋭い質問にしどろもどろする班もありましたが,聞いていてとても参考になりました。

昼休みの後,書道室と美術室にてポスター発表が行われました。これはそれぞれの班がポスターを掲示して発表するというもので口頭発表で聞けなかった内容が聞けたり一度聞いた発表を再度聞いたりすることができます。
また,ポスター発表は自由に歩き回って発表を聞くという形式なので口頭発表の時よりも質問もしやすく,より内容を理解出来たのではないかと思います。

これらの発表の後,大学の先生方から発表全体についての講評をいただきました。

今回の「理数科の日」では実際に発表した3年生は勿論,その発表を聞いていた1,2年生にとってもとても有意義な一日になったことと思います。

(番外編)

テレビの取材を受ける酸化金属班のメンバー
(この日の仙台放送で理数科の日が紹介されました。)

「理数科の日」へ向けて (2)

みなさんどうもこんにちは!!
理数科の日を目前に控えた理数科三年生が、ちょっとそわそわしていて目につくこの時期、うーん、なかなか落ち着かないのはわたしだけではないはず……。

いよいよ月曜日に本番であります!
その為今日(5/16)と昨日(5/15)の二日間は放課後を目一杯使ってリハーサルをしました。
どの班も、まあ例年通りといいますか、パソコン室漬けの放課後だったようで……。
三年生に上がり、週一であったSSH理数科言語活動(理数科の日に向けてスライドやポスター、アブストを作成するための授業のこと)がなくなり、課題研究そっちのけで部活や勉強に明け暮れていた理数科三年生が、パソコン室で焦って泣きわめき奇行に走るのは三高理数科名物ですね。(笑)

……ここだけの話、前回の投稿者など、パソコン室の窓から身を乗り出して一言、
「ここから飛び降りたら担任の車に激突だね……。」
まったく、担任の先生に迷惑がかかるので控えて欲しいですね!
え?わたしですか?勿論止めましたよ!彼女の背中を押し(物理的に)たりなどしていませんよ!!


さて。
リハーサルは当日の口頭発表と同様、書道室と大講義室に別れて各班10分の口頭発表練習です。
ぴったり合った班は良かったですが、時間の足りない班や、余りに余った班etc.

練習とか打ち合わせって大事ですね!

理数科最後の集大成、理数科の日の成功のために頑張れ理数科三年生!!

ではわたしもそろそろ月曜日に向けてスライドを見直してオサライしてきますか…。


これまでのお相手(?)はわたしことkarutaでした!ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

追記:
理数科の日当日の記事は後輩が担当してくれる筈なので、実質理数科三年生の投稿はこれで最後っぽいです。
そうです、三年生にはSSHジャーナル委員会がないんです。引退です、引退。さみしいですねぇ。
え?なんですか?最後の記事がわたしで不満ですって?
……そう言うわけなので、じゃあみんな大好きジャーナリストのRionさんに締めて貰いましょう!
R「SSHは永遠なり!!アディオス!!」
——はい、どうもありがとうございました!


それではみなさん、またいつか!
後輩のみなさん頑張って!健闘を祈る!!

「理数科の日」へ向けて (1)

お久しぶりです

Rionです!!


私事ですが

私ももう3年生です

このジャーナル班の引退が迫っております

寂しいな(´・ω・`)

 

最後にお届けしますは

仙台三高理数科3年
〜理数科の日への軌跡〜


なんてかっこよく言ってみちゃったり(*´∇`)


蓋を開けてみれば


来週の月曜日に迫った「理数科の日」へ向けて

めちゃめちゃ焦っております
かく言う私もその一人…


あ、「理数科の日」というのは三高理数科にとっては研究の集大成を発表する場でして

とにかく大事なんですo(`^´*)


詳しい説明は後日誰かがしてくれるはず!!

 


本日はそんな焦ってる三年生の様子をインタビュー形式でお届けします!!

ではでは…


まずは
地学・緑青班のAさん


Rion(以下R):理数科の日に向けて調子はどうですか?

Aさん(以下A):リハーサルが目前に迫ってて…
緊張してます。

R:準備はバッチリですか?

A:うーん…
あとは練習するくらいしかできないですけど
頑張りたいですね。
今までもっとちゃんとやれば良かったと少し後悔してます…

R:あ、私もです…
もっとこうしてれば…
とか
もう少しここ調べたかったな…
とか
いろいろ考えちゃいますよね
お互い月曜日は今できる最大を出しきりましょう

 

続いて
化学・水質浄化班Bさん(以下B)


R:こんにちは

B:こんにちは

R:お忙しい中すみません。今は何をしているのですか?

B:口頭発表の原稿を作ってます。

R:すごいしっかりしてますね準備はバッチリですね?

B:バッチリです(o^-')b !

R:ここに注目して欲しい!!というところはありますか?

B:三高生にとっては身近な大堤沼を題材にしています。
壮大な実験というわけではありませんが、地道な努力を重ねてきました。
ちょっとでも興味を持っていただけたらと思います。

 

続いて数学:フェルマー班のCさん(以下C)


R:準備は順調ですか?

C:そこそこですかね…

R:大変だったことはありますか?

C:わからないことがあっても、資料が無くてなかなか調べられなかったことです。

R:では、やって良かったと思うことはありますか?

C:"微妙"に数学に詳しくなれました!!わかったときはやはり嬉しいです。

R:数学は具体的な実験結果が出るわけではないですからね…。私も数学を研究しましたが、そこにしか楽しみを求めようがないんですよ(T^T)
ただ大学の勉強などに直結すると思うので、後悔はしてないです!!

 

続いて化学:酸化発色班のDさん(以下D)


R:酸化発色班は今までも研究発表の経験があったと思いますが、理数科の日に特別な思いはありますか?

D:ありますね。大学生の真似事にしか過ぎないかもしれませんが、やはり3年間の集大成ですので頑張りたいです!!それとあの先生を倒したい…ボソッ

R:最後に皆さんに伝えたいことはありますか?

D:こんなに充実した研究ができるのも仙台三高がSSHに指定されているからです!!。ですから……SSHクラブに部員が欲しいです…。


Rion:理数科の皆さんインタビューのご協力ありがとうございました<(_ _*)>


後輩たちには直前になって焦らないようにして欲しいですね
大変だよー

余裕を持った計画を!!

 

明日はリハーサルの様子をお届けしますね♪

以上Rionでした。
それでは(* ̄▽ ̄)ノ‾‾ ♪

第1回理数科講演会

 5月13日(火)に第1回理数科講演会がありました。

 今回の講演は,ノーベル賞を受賞したイスラエル工科大学のダン・シェヒトマン教授による準結晶についての講演でした。講演の内容は,前半は準結晶について,後半は成功への秘訣についてでした。

 準結晶については英語があまり理解できず,ほとんど分かりませんでしたが,調べたところ,準結晶というのは結晶のような対称性は無いもの高い秩序性を示す原子の配列のことだそうです。また,準結晶の説明の際,数学による説明があり数学は科学の発展に必要だと改めて感じました。

 成功への秘訣については,
1 実験器具の発達
2 経験を積みプロになること
3 粘り強く取り組みあきらめないこと
4 自分の結果を信じること
5 批判に対して立ち向かう勇気
などが必要だと言っていました。

 最後のスライドにユリの花がありましたが何を意味しているかは分かりませんでした。ノーベル賞受賞者の話を聞く貴重な機会でしたが,「もっと英語ができたら」と思わされた講演会でもありました。

日本天文学会

お久しぶりの方も
初めましての方も

こんにちは
Rionです(*^^*)

来週の月曜日で学校は終業式を迎えるわけですが…

実は先日国際基督教大学(ICU)にお邪魔しました


と、言いますのも
こちら

Rion初学会でございます

私はその中でも、「ジュニアセッション」というものに参加してきました

緊張しました(οдО;)

口頭発表とポスター発表です

口頭発表の会場はこんな感じ

ポスター発表の会場はこんな感じです

会場が広くて広くて…

タイから来ているグループもありましたよ!!
英語での発表
圧巻でしたね…

それから小学生
ただひたすらに凄かったです
あれ、君たち小学生だよね?
と言いたくなるほど素晴らしい発表でした

さて話は変わりますが
プレゼン力(プレゼンりょく)というのはどうしたらつくのでしょう…

"分かりやすく簡潔に"とは難しいものです
一生懸命研究したことなので、いっぱい喋りたいんです!!
でも時間がない…

それから個人的なことですが
私はポスター発表より口頭発表の方が好きです

パワーポイントが好きというのもあるのですが
スポットが自分に当たっているので、
聞いている人の顔がよく見えないからです

会場の空気は読むようにしていますが
やはりあまり緊張せずに済みます

対してポスター発表は目の前に人がいるわけですし、
反応が直に伝わるので
とても緊張します…

5月には理数科の日があるので
今日の経験を活かして頑張りたいですo(`^´*)

それまでにはポスター発表の緊張を乗り越えられますように…

宮城県高等学校理数科課題研究発表会

3月17日に太白区文化センターの楽楽楽ホールで行われた理数科課題研究発表会では,向山高校,宮城一高,仙台三高から各高校の代表2班が物理,生物,化学分野の発表をしました。どの高校も身近な現象に着目していて興味のそそられるものばかりでした。

私は今回で2度目の理数科課題研究発表会への参加でしたが,やはり年々各高校のレベルが上がっているなと実感しました。生徒同士の活発な質疑応答や,東北大学渡辺正夫教授の講評などにも強い刺激を受けました。

この経験を生かし自分達の課題研究をより良いものにしたいと思います。

SSH課題研究分野別発表会

 今日は理数科1、2年生での課題研究分野別発表会がありました。

 2年生にはこれからある課題研究発表会の為の発表の練習,1年生にはこれからやっていく課題研究がどのようなものかを知る良い機会になりました。

 2年生のどの班も今まで研究した内容を分かりやすくまとめていました。また、質疑応答では1年生も積極的に質問をして,充実した発表会になりました。

東北地区SSH指定校発表会

 平成26年2月1日(土)・2日(日)の二日間,山形県立米沢興譲館高等学校において,平成25年度東北地区SSH指定校発表会が開催されました。東北6県から17校62グループが集結し,本校からは化学・物理・地学の3分野から計4グループが参加しました。

 一日目は講堂を会場に,各校1題の計17題で口頭発表が行われました。本校からは「金属って何色?」と題された科学研究を英語で発表しました。
 ほかの学校からは,大館鳳鳴(秋田)の「プリントを最速で並べる方法を探せ」や会津学鳳(福島)の「起き上がり子法師をより起き上がらせるために」などの身近な題材や,磐城(福島)の「オカダンゴムシにおける交替性転向反応の限界」といったマニアックな題材の発表があり,どれも興味深いものばかりでした。

 続く二日目のポスターセッションでは,本校から「空気砲の実用的応用に向けて」「SEMによる緑青の結晶観察」「様々な飲み物を用いた過冷却実験」(順に物理,地学,科学)の3題が発表しました。
 ほかにもたくさんのポスターが発表されましたが,その中でも特に人気が高かったのは鶴岡南(山形)の「アトピーの海水治療の科学的解明」で,このテーマはポスター部門において最優秀賞を受賞していました。

 ポスターセッションの後は,サイエンスカフェが開かれました。講義は様々な分野から9テーマが選択できる仕様で,私は加来伸夫先生(山形大学農学部准教授)の「嫌気性微生物を利用したエネルギー生産」を聴講しました。嫌気性微生物が含まれた泥を使用して電池を作る実験はとても面白かったです。

 このように,二日間と短い時間ではありましたが,各学校の独創性にあふれた画期的な発表の数々に触れ,多くの刺激を受けたひとときとなりました。この経験をこれからの研究に活かしていきたいです。