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SSイベント関連情報

【高大連携】2年生理数科・普通科理系の生徒を対象に金沢大学の先生に講演していただきました。

令和5年12月1日(金)に金沢大学医薬保健研究域薬学系より松永 司 教授にお越しいただき,

本校の大講義室にて「がんの本質に挑み予防や治療に活かす」という題で,本校の2年生理数科と普通科理系の生徒を対象にお話をしていただきました。

高校生にとっても非常にわかりやすく,がんの本質について説明していただきました。そして,新薬を開発するターゲットと新薬を開発する難しさについて教えていただきました。

 

生徒からは以下のような感想が聞かれました。

「癌についてがんになる要因や開発中の治療法、がん予防法などを知ることができとても興味深いと思った」

「薬学の研究者に興味を持っていたのでとても面白かったです。研究者になるまでも大変で、なったあとも苦労することが多いと思うので今から頑張って行きたいと思った」

 

本校でも医療や薬学を志す生徒は多く,大学の先生をお招きして貴重なお話を伺うことができました。がんのことはもちろん,進路についても考える機会となったようです。

 

 

イノベーション理数探究Ⅰ13班とSS白神フィールドワーク研究班が学会でポスター発表をしました。

 イノベーション理数探究Ⅰ13班とSS白神FWの研究班が第28回東北森林科学会(10月28日(土)~29日(日)に青森市(ねぶたの家 ワ・ラッセ)で行われた東北森林科学会でポスター発表を行いました。イノベーション理数探究Ⅰ13班は時習の森を題材とした課題研究「仙台三高学校林「時習の森」における小規模林冠ギャップが森林内に与える影響とその経時的変化」という研究題で,SS白神FWの研究班は「白神山地における木の成長と環境」という研究題で発表しました。たくさんの専門家の研究者の方々から研究内容を高く評価していただくとともに,研究について助言をいただくことができました。また,学会中に行われた表彰式で高校生研究奨励賞を受賞しました。

 

令和5年度イノベーションフェスタが11月9日(木)開催されました!

 令和5年11月9日(木)、仙台第三高校を会場にSSH生徒中間発表会「三高探究の日 ~イノベーションフェスタ~」が開催されました。

 学校間交流発表(日本語)では、 対面形式とオンライン形式(Zoom)の3会場で三高の自然科学部と県内外の連携校7校(堀川高校、立命館宇治中学校・高等学校、安積高校、横手高校、山形東高校、多賀城高校、本吉響高校)による学校間交流を行いました。対面形式、オンライン形式のどちらでも活発な議論が行われました。

 ポスター発表Ⅰ・Ⅱ(日本語)では、本校理数科のイノベーション理数探究Ⅰ、普通科のイノベーション探究Ⅰの探究活動の成果、自然科学部の研究活動に加え、湯沢高校、山形東高校、古川黎明高校、白石高校、角田高校と共に発表を行いました。さらに、本校のOB大学院生、連携企業のポスター発表をいただき、生徒達の良いお手本となるだけでなく、進路の道しるべにもなりました。また、特設WEBサイト「WEB研究紹介2023秋」(←リンクよりサイトに接続できます)を開設し、本校の発表したポスターを掲載し、内外へ発信できました。

WEB研究紹介のサイトはこちらから→「WEB研究紹介2023秋

 口頭発表Ⅰ・Ⅱ(英語)では、本校理数科2年生が東北大学グローバルラーニングセンター(GLC)の留学生と県内のALTの多数の講師、校内外の聴講者に対して、スライドを用いた英語による研究発表を行いました。研究内容を伝えるために表現方法を工夫して発表し、質疑応答では質問者の発言に耳を傾け、英語を用いて堂々したディスカッションができました。今年度は仙台第一高校、古川黎明高校、東北大学さくらサイエンス(JST事業)で来日したタイの高校生(マヒドンウィッタヤンソーンスクール、カムノエヴィディア科学アカデミー、スアンクラーブウィッタヤライ校)も参加し、昨年度以上に多様で活発な発表およびディスカッションとなりました。

GLC事業のサイトはこちらから→GLC特設サイト(2023)

 また,タイの高校生と2年生理数科の生徒で午後にランチセッション,交流会を行いました。交流会では生徒がタイの高校生に校舎を案内し,学校生活について英語で説明して,日本の学校について知ってもらうとともにタイの学校の様子についても教えてもらいました。生徒の国際的な視野が広がるとともに,国際交流に関しても学びを深めることができました。

 これらの経験を通して、多くの生徒が多角的な視点と視座を身につけ、今後の研究活動に必要なプレゼンテーション力やディスカッション力を身につけることができたと思います。

わくわくサイエンス仙台三高「時習の森」グリーンアドベンチャーを実施しました。

近隣の小学生を対象にわくわくサイエンス仙台三高「時習の森」グリーンアドベンチャーを実施しました。

先の夏休みの白神フィールドワークに参加した仙台三高の生徒1~2年生が小学生の先生役を務め,樹木名の同定,巡検,葉拓づくりを指導しました。また,イベント全体の運営には宮城県仙台地方振興事務所林業振興部に御協力をいただきました。

まず,宮城県仙台地方振興事務所林業振興部より講話「樹木の二酸化炭素固定機能を主とした,地球温暖化防止機能について」をお話しいただき,森林の機能について知ることができました。

続いて,例題として用意した葉から樹木の名前を同定するクイズに取り組みました。葉から樹木名を同定する作業はなかなか難しいところもありましたが,小学生と三高生が一生懸命に図鑑を見ながら同定していました。

次に巡検では時習の森の中を実際に歩きながら,葉の採集を行いました。

そして,採集した葉を図鑑で調べて,最後は葉拓を取り,記念に持ち帰ってもらいました。

天候にも恵まれ,小学生・三高生ともに楽しみながら森林や環境について理解を深めることができました。参加した小学生の皆さんとは別の機会にまたお会いしたいものです。

※本事業の実施・運営には仙台市の【環境社会実験「未来プロジェクトin 仙台」の助成金が活用されています。

時習の森に樹名札が設置されました。

仙台三高の学校林 時習の森の樹木に樹名札が取り付けられました。

設置に際しては宮城県林業技術総合センターに御協力をいただきました。

樹名札を取り付けることで,学校林に行くだけで実施の樹木を見ながら,樹木の名称と特徴を学習することができ,環境教育や日頃の授業,イノベーション理数探究,イノベーション探究等の研究などにおいて活用できます。

そして,さっそく10月22日(日)には近隣の小学生を対象とした わくわくサイエンス仙台三高「時習の森」グリーンアドベンチャーを実施します。SS白神フィールドワークに参加した生徒たちが自分たちの学んだことを地域の小学生に還元していき,三高生にとっても学びを深める機会としていきます。

 ※樹名札の設置に際しては仙台市の【環境社会実験「未来プロジェクトin 仙台」の助成金が活用されています。

 

 

 

【10/12】2年生の探究発表に3年生が的確なアドバイス!

 10月12日14:20~15:20 2年生普通科の学校設定科目「イノベーション探究Ⅰ」で、3年生普通科に向けて探究の成果を発表しました。11月に予定しているイノベーションフェスタに向けて、発表の仕方とポスターの改善点について3年生からアドバイスを受けました。発表に不慣れな2年生でしたが、3年生からのアドバイスを受けて「指摘の内容が的確でした。」「イノベーションフェスタまでに修正します。」など、前向きに捉えていました。この2、3年生のやりとりで、これまでの探究活動のノウハウが生徒間で受け継がれる瞬間を目撃できました。2年生諸君!11月のイノベーションフェスタでの発表、期待しています!!

全体のようす①

発表のようす①

全体のようす②

発表のようす②

【10/3】台湾姉妹校と時習の森(学校林)で国際交流!

 令和5年10月3日(火)9:00~12:00 国立台湾師範大学附属高級中学の理数科60名が来校し、本校理数科2年生80名と交流しました。2013年から続く姉妹校交流で今年度から相互訪問が再開しました。
 今回は三高生が台湾師大附中の生徒とペアを組み、「時習の森」を観察しながら、気に入った葉を採集しました。採集した葉の同定作業では、宮城県仙台地方振興事務所林業振興部林業振興班と宮城県林業技術総合センター試験研究部のご協力により、記念プレートの作成まで行うことができました。閉会行事を終え、バスに乗り込むまで分かれを惜しむ生徒たちの姿が随所で見られました。12月12日~15日には仙台三高理数科2年生が台湾を訪れ、国立台湾師範大学附属高級中学を訪問します。今回の交流をきっかけにさらに深い関わり合いを期待しています。

生徒の感想(抜粋):
・英語で話していくうちに様々な新しい事を知ることができてとても楽しかった。
・国が違っても話す内容や話題などにかなり共通点があることに気付き、親近感が湧いた。
・もっと英語をスムーズに話せればもっと楽しめると思うので、12月の修学旅行までに英語の学習を頑張りたいです。

 SSH第Ⅲ期「時習の森」の開発は、宮城県林業技術総合センターからご支援いただいております。この場を借りて感謝を申し上げます。

集合写真

開会行事

記念品の交換

学校林実習

学校林の頂上にて

 植物の同定作業

 林業センター職員による確認作業

SS南三陸フィールドワーク 事後指導を行いました。

令和5年7月15日(土)に宮城県南三陸町をフィールドとして行われたSS南三陸フィールドワークの事後指導を9月8日(金)に本校にて実施しました。

 

南三陸町ネイチャーセンターから講師として阿部拓三先生をお招きし,南三陸町の折立海岸の干潟にいる生物の調査結果のデータ整理を行いました。また,過去のSS南三陸フィールドワークで得られたデータと比較を行いました。

 

事後指導を通して,折立海岸の干潟に関して非常に興味深いデータが得られました。その成果はイノベーションフェスタ(令和5年11月9日実施予定)でポスター発表をしていきます!