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SSイベント関連情報

令和6年度第1回SS先端科学講演会開催

 7月16日(火)3・4校時に理数科1・2年生と普通科の希望者を対象として、令和6年度第1回SS先端科学講演会を実施しました。今回は、東北大学災害科学国際研究所 災害評価・低減研究部門 教授 遠田 晋次 氏をお招きし、演題を「科学の視点で読み解く〜地震・断層研究の現在と未来」として、ご講演を頂きました。1月の能登半島地震を始めとした諸地震のメカニズムについてのお話や地震研究の歴史的な経緯、地元の利府・長町断層などについての幅広い内容を大変分かりやすい内容でした。

 

R6 国際科学フォーラムで理数科3年生が英語で口頭発表!

令和6年7月13日(土)にオンラインにてR6 国際科学フォーラム(福井県立若狭高校主催)で理数科3年生の理数探究13班の生徒が3名が「Effects of small canopy gaps in the forest and their changes over time」という発表題で英語で発表を行いました。

英語の口頭発表ではありますが,スムーズに発表できました。

このようにスムーズに発表できたのも,2年生のときに理数科の生徒は将来,国際学会等で発表することを念頭にGLC(東北大学の留学生センター)と連携した英語での研究発表スキルの向上を目指したカリキュラム,台湾の連携校での発表会などを通じて,必要な力を身につけたためですね。

このような理数科の特徴的な取り組みがしっかりと生徒の力を伸ばしてくれています。

高校卒業後も国際学会等で活躍する姿が思い浮かべられました。

令和6年度 南三陸フィールドワークの事後指導を行いました。

令和6年7月8日(月)、本校の生徒たちは南三陸町ネイチャーセンターの阿部拓三氏を講師に迎え、本校にてSS南三陸フィールドワークの事後指導を実施しました。

6月23日(日)に実施したフィールドワークは、干潟の生き物調査を通じて生物多様性の重要性を学び、科学への興味を深めることができました。

 

そのフィールドワークの際に、干潟に生息する生物の調査を行いましたが、今回の事後指導ではその結果について、阿部拓三氏の指導のもと、まとめることができました。

結果をまとめる中で、宮城県準絶滅危惧種であるツブカワザンショウを発見した生徒もいました。

イシダタミやマガキ、アサリといった生物は発見率が高く優占種ということもわかりました。

生徒たちが行った生き物採集の調査の結果、50種類以上の生物が確認されました。

生徒たちはその多様性に非常に驚いていました。

事後指導で分析・指導を受けたデータを活用し、生徒たちは考察をしていき、ポスターを作成し、文化祭等で発表の予定です。

 

生徒たちは実際にフィールドでの調査を通じて、教室では得られない貴重な経験を積むことができました。このフィールドワークを通じて、生徒たちは自然環境の大切さや、生物多様性の保全の重要性を学びました。また、科学的な調査方法やデータのまとめ方についても実践的に学ぶことができました。これにより、生徒たちは科学への興味を一層深め、将来の進路選択にも良い影響を与えることでしょう。

 

今回のフィールドワークにご協力いただいた南三陸町ネイチャーセンターの皆様、そして講師の阿部拓三氏に心より感謝申し上げます。今後も引き続き、生徒たちの学びを支える活動を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

やってみてサイエンスで三高生が科学の面白さを伝えました!

 令和6年6月30日(日)仙台市科学館を会場に「やってみてサイエンス」(SSH指定校及び理数科設置校合同発表会)が開催されました。仙台三高からは、ポスター発表3件、科学実験教室、ドローンプログラミング教室の3部門でのべ60名の生徒が参加しました。エントランスでのポスター発表では、自分たちの探究内容をわかりやく説明しようとする姿が印象的でした。
 2階で行われた科学実験教室ではスライムづくりに長蛇の列ができ、ドローンプログラミング教室では、60人の予約枠が満員御礼となりました。幼稚園児からご高齢の方まで幅広い異年齢との交流を通して、科学の面白さを伝える貴重な体験をすることができました。
 今後もSSHの成果普及活動を進めていきます。

○河北新報7月1日県内版に記事が掲載されました。

○河北新報オンラインニュース(有料)
 https://kahoku.news/articles/20240630khn000025.html?format=slide&page=2

ポスター発表

 

科学実験教室(スライム)

ドローンプログラミング教室

 

【1年理数科 イノベーション理数探究基礎】化学分野の授業がスタートしました。

本校の「イノベーション理数探究基礎」では、生徒たちが科学的な探究心を深めるための実践的な学習を行っています。物理分野に引き続き、化学分野がスタートしました。

まずはその最初で、化学実験における基本的な事項を学びました。特に、実験の危険性について深く理解し、生徒たちが実際の実験で事故が起こられないようにする目的で行いました。

 まずは、ガスバーナーは化学実験で頻繁に使用される器具の一つです。生徒たちは、まずガスバーナーの構造と機能について学びました。バーナーの各部位の名称と役割を理解した後、安全に点火する方法を実演しました。先生がバーナーの火力調節や正しい使い方について丁寧に説明しました。

 

授業は具体的な事例を交えながら、過去に起こった事故の原因とその防止策についても説明しました。

生徒たちは、実際に起こり得る危険を認識し、安全に実験を行うための知識を身につけました。

安全対策として、生徒たちは保護メガネが有効であることについても理解しました。

写真は、本日の授業の様子です。このような実践的な授業を通じて、生徒たちは科学的な知識と共に安全に対する意識を高めています。今後も、「イノベーション理数探究基礎」の授業を通じて、さらなる探究心と技術力を育んでいきます。

引き続き「イノベーション理数探究基礎」を通じて、生徒たちが主体的に学び、実験技術を身につける環境を提供していきます。生徒たちが科学に対する興味を持ち続け、将来の研究者や技術者として成長していくことを期待しています。